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2023年05月03日

<合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第7話ストーリー&レビュー

第7話のストーリー



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ある日、久実(白石聖)が作った上水流エージェンシーのアカウント宛に、「誘拐事件を解決してほしい」とメールが届く。依頼主は、有名なインテリアコーディネーターの石原歩美(酒井若菜)と、夫で経営コンサルタントの啓士(山崎樹範)。一人娘の星名が誘拐され、身代金の要求はないが、警察に通報したら殺すと脅迫されているという。そのうえ、家のいたるところに監視カメラが仕掛けられているため、夫婦の行動や会話は犯人に筒抜けらしい。
動物病院のスタッフに扮(ふん)した涼子(天海祐希)と貴山(松下洸平)は、早速、愛犬を診察するフリをして石原家に潜入。まな娘の無事を祈る歩美と啓士を誘導し、何とか犯人の目が届かない場所を探そうと家中を見て回る。すると、唯一、監視カメラが設置されていない部屋があり…。

そんな中、啓士のスマホに犯人からメールが届き、「イマスグ、ホームパーティーヲシロ」という指令が。わけが分からないまま、犯人の指示に従い石原家に集められたのは、啓士の秘書や歩美の仕事仲間の建築家、さらに、啓士が通う歯科の女性歯科医・白鳥薫(水沢エレナ)に行きつけのスナックのママ、歩美が通うジムのトレーナーなど、性別も年齢もバラバラのメンバー。さらに全員、この日が初対面だという。犯人の目的を知るため、自らもパーティーに潜入した涼子は、出席者たちに接触。すると、ある人物の行動から、思わぬ事実に気がついてー。
 

第7話のレビュー

「なんだかややこしそう……」

涼子(天海祐希)が懸念したとおり、今回の依頼は身代金のない誘拐事件。
金銭の要求がないとなると、誰かの恨みだろうか。
そうなると確かにややこしい。

依頼主は、経営コンサルタントの石原啓士(山崎樹範)と有名インテリアコーディネーターの歩美(酒井若菜)夫妻。
一人娘の星名が誘拐されたとのことだが、前述した通り金銭の要求はないとのこと。
涼子と貴山(松下洸平)は「あおぞら動物病院」の獣医に扮して石原家に潜入した。
自宅のいたるところに監視カメラが仕掛けられており、犯人からは涼子らの行動が筒抜け状態。
しかも、携帯でどんどん依頼がくる。その依頼が少し“変”なのだ。

「ホームパーティーヲシロ」

「フウフデ イチャイチャ シロ」

「キス シロ」

石原夫妻は、犯人の要求通り、ホームパーティーをすることに。
石原家に集められたのは、啓士の秘書や歩美の仕事仲間の建築家、啓士が通う歯科の女性歯科医、白鳥薫(水沢エレナ)など。
どうにかして石原夫妻を仲良くさせようとしているとしか思えない要求と、監視カメラが子ども部屋にはなかったことから、涼子は今回の犯人は娘の星名だと気づいた。
しかし次の要求は、

「石原歩美が歯科医・白鳥薫を殺せ」

と、これまでとは打って変わって物騒な要求に変化した。
しかも、星名がお風呂場で監禁されているような写真まで送られてきた。
娘の狂言誘拐がいつしか本当の誘拐事件に発展。
その犯人は星名の家庭教師で元、啓士の不倫相手、岡田美沙(浅川梨奈)だった。
涼子は美沙の要求通り、歩美が白鳥を殺すことを提案したが……。

啓士が美人歯科医の白鳥といい、若い家庭教師の美沙となぜそこまでモテるのかは不思議だったが、美沙役の浅川梨奈の狂った演技が光っていた。
第7話もテンポよくストーリーが進み面白かったが、前回が神回だったうえに涼子と貴山の変装が少なかったので、今回は少し物足りなさを感じてしまった。

ラストシーン――。
涼子は請求書の「3776」という数字を見て動揺したが、これはどういう意味だろうか?
何かの暗証番号か? 
まだまだ謎が山盛りで先が気になる。
山と言えば富士山の標高は3776メートルだが、関係あるのか?(いや、ないか…)

いろいろなことを想像しながら、次週の放送を楽しみにしたいと思う。

※この記事は「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」の各話を1つにまとめたものです。

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