<合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第8話ストーリー&レビュー
第8話のストーリー
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ある日の晩、居酒屋で一人、酒を飲んでいた丹波(丸山智己)は、かねてから思いを寄せる涼子(天海祐希)が見知らぬ男と親しげに話している姿を目撃し、ショックを受ける。翌朝、失意のまま久実(白石聖)と貴山(松下洸平)の元へ相談に行くと、久実は涼子に彼氏ができたのではないかと言い出し…。
涼子によると、一緒にいたのは高校の吹奏楽部の後輩・新藤達也(眞島秀和)。昔から不器用な性格でお人よし、現在は銀行勤めで都心にマンションを所有しているという。涼子は「弟みたいなもん」と、新藤との間に恋愛感情はないことを断言するが、不安が拭いきれない丹波は、貴山に2人の関係を調べてほしいと依頼する。
数日後、貴山と久実が尾行を開始すると、涼子はいつもとはまるで違う、女性らしい服装に身を包み、新藤と恋人同士のような時間を満喫していた。仕事中は決して見せない涼子の楽しそうな表情に、なぜか胸のざわつきを覚える貴山。しかし、芽生えた感情の正体が分からないまま、丹波に言われた通り、さらに新藤の素性を調べていく。そしてある晩、涼子との食事を楽しんだ新藤を尾行した貴山は、彼が帰宅した家を見て違和感を抱きー。
第8話のレビュー
今年の春ドラマ、多くのドラマがピークを迎え、最終回へ向けて盛り上がりをみせている。
天海祐希主演の「合理的にあり得ない」も同じく、残すところわずか——。
涼子(天海祐希)や貴山(松下洸平)の過去が明らかになりそうだが、第8話は涼子の恋バナで盛り上がった。
高校の吹奏楽部の後輩、新藤達也(眞島秀和)が急接近し、涼子に片想い中の丹波(丸山智己)は、貴山と久実(白石聖)に涼子と新藤のことを調べて欲しいと依頼する。
涼子と新藤がデート?することになり、2人を尾行することに。
女性が苦手な貴山だが、最近は久実といい感じ。
バレバレの変装をしながら尾行する姿がなんだかかわいい。
これには多くの松下ファンも反応。
そして、新藤は帰り際、「僕とお付き合いしてもらえませんか?」と涼子に愛の告白。
しかしこの新藤、なんとなく信用できない雰囲気。
これは涼子が新藤に騙されてしまうのでは?と、貴山と同じくソワソワした筆者だったが、新藤には別に彼女の陽菜(松井愛莉)がいて、その彼女が白血病で治療中だという。
人のいい新藤は、その彼女の治療費のために会社のお金を横領しようとし、クビに。
そして、高校時代の先輩である涼子にまでお金を借りようとしていた。
呆れるほど優しい新藤の話を聞く涼子もまた、本当に優しい人なのだろう。
しかし、騙されているのは新藤だったというオチ。
白血病だという彼女は病気でもなんでもなく、単なる詐欺師だった。
中華料理屋で共謀した女友だちと素行の悪そうな男2人と4人で
「マジでちょっとないわ~あの新藤って男が一番バカだよな」
「あのババア連れてきたから結果、オーライっしょ」
と、高笑いをしている。
そこへ涼子と貴山が入ってきて反撃。
涼子がストリートファイターのようで今回も強かったー!!
実は最初からすべてを見破っていた涼子。
さすがである。
新藤に彼女たちは詐欺師で警察に捕まったと話すが新藤は、「よかった、だって陽菜さん、病気じゃなかったんですよね。なら良かった。あの人が元気なら……」
これには涼子もポカン。
「恋愛的にあんたと付き合うなんてあり得ない」とバッサリ別れを告げた。
詐欺師に騙され、銀行をクビになり、人生を棒に振った新藤。
可哀そうだが涼子と同じく「あり得ない」と言わざるを得ない。
事務所に戻った涼子を見て貴山は少し元気のない様子に気がつく。
その流れで
「今回のことでいろいろ考えたんです。僕は涼子さんが好きです。好きなんですよ、あなたが」
と、突然こちらも愛の告白。
「は?」と驚く、涼子。
今回の涼子はモテモテである。
しかし、その後に
「勘違いしないでください。異性としてではなく人として。というか生き物として…」
と続けた。
まぁ、これも貴山なりの優しさだったのだろう。
第8話は、ストーリーが2転3転する展開が非常に面白かった。
貴山の思わぬ告白には驚いたが、最終回に向けて「生物としての好き」は「異性への好き」へと変化していくのだろうか——。
天海祐希と松下洸平の息ぴったりの掛け合いも残すところ数話と思うと寂しい。
前回のラストシーンで出てきた「3776」の数字と、予告に映っていた男が何を意味するのか。
次週も天海・松下劇場を堪能したい。
※この記事は「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」の各話を1つにまとめたものです。
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