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2023年05月03日

<合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第4話ストーリー&レビュー

第4話のストーリー



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ある日、久実(白石聖)が事務所のクローゼットで某有名美容クリニックのナース服を発見。貴山(松下洸平)の話では、記念すべき最初の依頼で使った衣装だというが、どうやら涼子(天海祐希)にとっては思い出したくない過去のようで…。
8カ月前、丹波(丸山智己)の協力で探偵事務所を立ち上げた涼子の元へ、弁護士時代の後輩が一人の女性を連れてやってくる。依頼者の名前は西田真紀(市川由衣)。結婚を機に、額の大きなあざを消そうと、メディアでも話題の美容家・愛原樹里亜(水野美紀)が院長を務めるマジェスティックビューティーラボで施術を受けるが、半年後、一度は消えたあざがみるみるひどくなったという。しかし、カルテに問題がなかったことから、治療が原因だと立証することは困難。涼子も思わず絶句するほどひどいそのあざを元に戻すには、海外で整形するしかなく、真紀はそのために必要な多額の費用を樹里亜から奪いたいと涙をこぼす。
 依頼を引き受けた涼子は、クリニックに乗り込んでみるものの、樹里亜は弁護士資格を失った涼子をあざ笑い、挙げ句、元犯罪者呼ばわり。出足からつまずく涼子だったが、やがて、樹里亜が若くてイケメンの秘書を探していることが判明。するとその矢先、道端で猫を探している一人の青年と出会う。さえない見た目からイケメンへと変身させたその男は、涼子の想像をはるかに超える頭脳の持ち主で、まんまと秘書になることに成功。それこそが、後に涼子のバディとなる貴山だった。貴山は、樹里亜が薬品名や美容機器の名前が書かれた黒革の手帳を肌身離さず持っていることに気づきー。

第4話のレビュー

ここまで涼子(天海祐希)と貴山(松下洸平)の出会いのエピソードが語られていなかったが、第4話で明らかになった。
久実(白石聖)は「お2人の出会い、運命みたいじゃないですか!」と、感動していたが、この出会いには少し疑問が……。

まずは第4話の内容からおさらいしよう。

8か月前。上水流エージェンシーに初の依頼人、西田真紀(市川由衣)がやってくる。額のあざを消すため美容家の愛原樹里亜(水野美紀)の施術を受けたが、さらにひどくなったという。海外で整形したいために樹里亜から費用を奪いたいというものだった。あまりにもひどいあざに絶句した涼子は200万の探偵料を提示した上で依頼を引き受けることにした。初の依頼者のために樹里亜の会社に宣戦布告しにいったものの樹里亜から犯罪者呼ばわりされ玉砕。どうやって樹里亜の弱みを握ろうかと思っていた矢先、樹里亜が男性秘書を求めていることを知り、物語はテンポ良く進んでいく——。

今回のゲストは女優の水野美紀。
「とっとと帰んなっ!元犯罪者!」
「しょーもない無能弁護士くずれのド貧乏探偵がっ!」
など、痛烈な言葉を涼子、天海祐希に吐き捨てる。
もちろん、涼子も負けてはいない。
この2人の絵面は最強そのもの。
かなり見応えがあった。

次に涼子と貴山の出会いについて触れよう。
きっかけは貴山の飼い猫、ミィちゃん。
ミィちゃんが涼子の車のボンネットに潜り込んでしまい、それを見つけたことが出会いだった。
自然な出会いのようではあるが、ベールに包まれた貴山という男。
猫をわざと涼子の車に潜り込ませたとは考えたくないが、IQ140の男だ。
何らかの理由があって涼子の懐にすっと入ったのではないだろうか。

貴山が久実に2人の出会いの話しているときに涼子は
「ちゃんと猫の話した?嘘ついていない?」という不思議な疑問を貴山に投げかけている。
「しましたよ。何でですか?」と答える貴山。
「べつに……。」

なんだろうか、この違和感のあるやり取り。
これは伏線だろうか。

依頼人の真紀の結婚が破断になり、「必ずあの女からお金を取りましょう」とやる気を出した涼子。
ありとあらゆる作戦で樹里亜の秘密がつまった「黒皮の手帖」を金庫から貴山が奪うものの、決定的な証拠をつかむことはできなかった。
「あんたごときじゃ、一生私に勝てないの」という樹里亜のドスの聞いた声。
初の探偵で黒星を喫した涼子だった。
しかし、貴山が樹里亜の首からこっそり2000万のネックレスをレプリカとすり替えていた。
「レプリカとすり替えるなんて相当手慣れているでしょう。どうやって手にいれたの?」と感心する涼子。
「ちょっとした知り合いから」という貴山の答えに「あなた一体何者?」と質問する涼子。
視聴者誰もが貴山の素性に疑問を持ち、さらに窃盗はダメだろうと思った瞬間だった。

ネックレスを真紀に渡そうと話していた矢先、真紀は自殺。
IQ140もあり、金庫破りもできて謎の人脈がある貴山。
「決して嘘はつかないこと」という条件のもとバディを組むことになった涼子と貴山だが、すでに父親の病室から「猫カフェで癒されています」という”嘘“のメッセージを涼子に送っている。
この2人の関係が物語の後半でどんなふうに展開していくのか、ある意味楽しみだ。

何かとスッキリしない展開ではあったが、天海祐希vs水野美紀の戦いは見事だった。
まだまだこの2人の決闘を観たいと思っていたら、なんと次週も水野美紀が登場だ。
「助けて……。私、殺されそうなの」
と、涼子に懇願する樹里亜。
はたして涼子は樹里亜を助けるのだろうか。
次週も目が離せない。

※この記事は「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」の各話を1つにまとめたものです。

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