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2022年03月02日

「君と世界が終わる日に」シーズン2-6話 感想ー理想と現実の乖離、それぞれの選んだ未来ー|シーズン1全話&シーズン2-6話までのあらすじも

「君と世界が終わる日に」シーズン2-6話 感想ー理想と現実の乖離、それぞれの選んだ未来ー|シーズン1全話&シーズン2-6話までのあらすじも


シーズン1-9話の感想&あらすじ(ネタバレあらすじ含む)

第9話の感想

最後の最後で、とんでもないことが起こってしまった9話。まさか、あんなことになるとは……。この展開は誰も予想できなかったのではないだろうか。衝撃的な再会になってしまった響と来美だけれど、それでも、会いたいと願い続けたふたりがようやく会えたのだ。こんな世界で苦労の連続だろうけれども、また手を取り合って共に行こうと考えるのが自然だと思っていたけれど。

やはり、鍵を握るのは首藤か。冷凍カプセルの中には、いったい何が入っている?直にそれを見せられた来美、そして、今は拘束されてしまっているジアンから聞かされた何か。「私はあの中身のことを知らない、勝手な想像だけれど、でも、合ってる」ーー明らかにそれを知った来美は態度が変わったように見える。だからこそ、あのような結末に繋がったのだ。

首藤が思い描いている世界とは、いったいどんな世界なのか。おそらく、ワクチンだと称して打っているのは、ワクチンではない何かだろう。想像でしかないが、ゴーレム達を増やして自分の思い通りの国をつくろうとしている?リスクや敵も数珠つなぎに増えていきそうだが、そうまでして築きたい楽園を首藤は夢見ているのだろうか。

次回、最終回。この物語がハッピーエンドを迎える想像がどうしてもできないのだけれど、それでも幸せになってほしいと思うのは甘いだろうか。もう誰ひとりとして、こんな世界になってしまう以前の状態には戻れないだろう。避難シェルター”きぼうの家”なるものが、新たな光となり導いてくれることを願ってやまない。

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第9話のあらすじ



響(竹内涼真)が矢で射ち抜いた相手は、なんと来美(中条あやみ)だった!あまりの衝撃に言葉を失う響だが、意識のない来美は一刻を争う容態で……。

その頃、施設の前では、甲本(マキタスポーツ)と佳奈恵(飯豊まりえ)が等々力(笠松将)を人質に、自衛隊と対峙。一触即発の状態の中、桑田(浅香航大)は佳奈恵の言葉によって駐屯地への疑問を抱き始める。

駐屯地では、首藤(滝藤賢一)の監視下にあるジアン(玄理)は、首藤が駐屯地の避難民に打たせているという、『ワクチン』の正体が気にかかり……。

一方、響の前には妹の仇を討とうとした勝利(田中奏生)が現れる!自暴自棄になり、自ら命を差し出そうとするが……。

そんな中、駐屯地から島に意外な人物がやってくる!それは、首藤の行動を不審に思い、駐屯地から逃亡して来た人物、桑田だった……!

そんな中、紹子(安藤玉恵)の容体が悪化! しかし必要な抗生剤は島にはない!もう一度駐屯地に乗り込むのは危険な状況の中、紹子を撃ってしまった責任を感じる勝利は、ある提案をする……。

様々な思惑が錯綜する中、響たちは抗生剤を手に入れるために駐屯地との交渉を始める。しかし、無線機で交渉に応じたのは、あまりにも意外な相手だった!

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第9話のあらすじ(ネタバレあり)

駐屯地側から書の交渉に応じたのは……なんと来美!来美は致命傷を負いながらも駐屯地で処置を受け、驚異的な回復力を見せていたのだった……。お互いの声を聞き、こみ上げる思いを隠しながら無線で取引を行う二人。紹子を救うための勝利のアイデアとは、自分の身と引き換えに駐屯地から抗生剤を手に入れるというものだった。交渉の場に医師の来美も同席することを約束させた」は、最後に来美にだけ伝わるメッセージを残し、通信を終える。それは響が今も来美を愛していることを意味していて…

そんな中、来美は駐屯地で『ワクチン』を接種した人々の容態がおかしいことに気付き始める。首藤はただの副作用だと言っているが……。疑問を持った来美はジアンから、冷凍保存装置の中に入っていたのはワクチンでも検体でもなかったことを聞く。真実を知るため、首藤を問い詰める来美。存在しない『ワクチン』を餌に、人々を操っていた首藤は、 凍保存装置に入っていた“ある物 ”を響が台無しにしたことで響に抱いていた……。“ある物”の正体を見せられた来美は戦慄する!!

翌朝――― 。紹子の看病に当たっていた御前崎(宇野祥平)は、紹子の元夫が残した手帳に『緊急シェルター』、そして『73.4』という数字が書いてあるのを見つける……。同じ頃、刀集団の坪井(小久保寿人)たちもまた、ある発見をしていた。それはラジオのチャンネル『73.4』から流れてくる声。その声は「こちらはシェルター『希望の家』。生存者を探している」と呼びかけていた。

その日、響は抗生剤を手に入れるため、取引場所の横須賀マリーナへ。駐屯地側からは自衛官の沢(堀家一希)と来美が進み出る。来美との再会に万感の思いがこみ上げる響。しかしその時、沢が響に銃を向ける!仲間と連携し、駐屯地の自警団メンバーを制圧する響たち! 無事薬を手に入れた響は、来美に手を差し伸べ、「一緒に帰ろう」と微笑みかけるが……。その手を取るかに見えた来美は、なんと落ちていた拳銃を拾い……!?「さよなら」とつぶやくと、なぜかその銃口を響に向けるのだった!!


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