「青天を衝け」血洗島・青春編 感想集
第6話のあらすじ&感想
第6話のあらすじ
長七郎(満島真之介)や喜作(高良健吾)と共に剣術の稽古に励む栄一(吉沢 亮)は「百姓にだって何かできるはずだ」と意気込む。そんなとき、千代(橋本 愛)から突然思いを告げられ、胸がぐるぐるしてしまう栄一。さらに、道場破りの真田範之助(板橋駿谷)が栄一らの道場に現れて……。
一方、東湖(渡辺いっけい)を失った斉昭(竹中直人)はさらに過激な言動が増え、慶喜(草彅 剛)らに引退を勧められるが、「慶喜が将軍になるなら引退する」と突っぱねる。
ほかにも慶喜は、正室に迎えた美賀君(川栄李奈)の気性に頭を悩ませていた。
第6話の感想
この時代に生きていたら、自分はどう行動していただろう……と考える。身分格差が激しい時代であったから、百姓の子として生まれたか、武士の子として生まれたか、男か女かでも相当変わってくるだろう。仮に百姓の子、女として生まれたなら、父親や兄弟の世話を焼きながらせっせと花嫁修業をし、いつか嫁に行くその日まで(それは本人の希望なんてそっちのけで、ほぼ確定事項として取り扱われる……)家事に炊事に精を出すことになるのだ。こう書いてみると、現代日本に生まれただけで、大層な幸せ者だと感じてしまう。生まれや身分など関係なく、多少の豊かさの差はあれど、仕事や結婚する・しないも本人の選択次第なのだ。自由には責任が付き物という言葉もあるけれど、自由と責任の両方を背負い生きていく人生のほうが豊かだと、どうしても思ってしまう。
今回の6話、栄一とお千代が互いに存在を意識し始める回……。見ているとこちらまで胸がうずうずしてしまう!好きなら「好き」と相手に伝えることもままならない時代、ふたりが無事に結ばれるまでにどんな紆余曲折があるのだろうか。
それにしても、嫁にやる・やらない、または欲しい・欲しくないの話が、本人のいない場&他人の意思のみで進められるだなんて……。時代は変わった。この頃から比べたら、日の本は相当良くなってきていると実感せざるを得ない。
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