「青天を衝け」血洗島・青春編 感想集
第3話のあらすじ&感想
第3話のあらすじ
市郎右衛門(小林 薫)と初めて江戸へ行った栄一(吉沢 亮)は、江戸の華やかさに驚くとともに、父の姿に商売の難しさを知る。
その年の藍葉の不作により窮地に陥った父を助けるため、自ら藍葉の買い付けに行きたいと考える栄一だが…。
一方、黒船が襲来した江戸は、大騒ぎ。家慶(吉 幾三)が亡くなり、次期将軍候補に慶喜(草彅 剛)の名が挙がるも、慶喜は反発する。
そんな慶喜の腹心の部下にと、ある男に白羽の矢が立つ。
第3話の感想
「おなごとて、人だに」ーー女性であろうと男性であろうと関係ない。人なら人らしく、物事の理を知りたいと思うのは自然なこと。この台詞は、この時代に乗せるからこそ、あらゆる立場の人に響くだろう。女性でも勉学をしたい、物事を知りたいと強く思う気持ちが現代に繋がり、世界をまるごと包む空気感ごと変えようとしている。成長した栄一が、初めて江戸へ行く回だ。いつの時代も変わらず、江戸や東京は日本の中でも特別な地であることがわかる。目に見えるもの、耳に聞こえるもの、すべてが新鮮な力を持って響いてきた。全身でそれを味わいながらはしゃぐ栄一は、もうすっかり青年だけれども、少年らしい可愛らしさも持っている。
幼少期から父の後につき、藍の買い付けを横目で見ていたからこそ、栄一の目は着実に養われていた。家を襲った害虫被害という緊急事態にも、栄一は自身の持てる力をすべて発揮し対応してみせた。窮地を脱し、父親から直に褒めの言葉をもらった栄一の、なんと嬉しそうな顔……!少しずつ、しかし着実に成長している息子を見て、両親も嬉しかったことだろう。
誇らしそうにソロバンを弾く栄一の姿を見ていると、日本の経済を背負って立った渋沢栄一のルーツは、家業や生育環境にあったのだと知れる。彼がいなければ、日本の今の姿はどうなっていただろうかーー今、あわゆる情報に惑わされ、迷いやすい時代だからこそ観るべきドラマだと感じる。
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