「呪術廻戦」だけじゃない!設立10周年のアニメ制作会社「MAPPA」が世に放ってきたおすすめアニメ10選
8:なんじゃこりゃぁぁぁあああ!!『さらざんまい』
なんというかMAPPAは、得体の知れない作品を世に放つ宿命でも背負っているのだろうか……。そう思ってしまった作品が2019年4月に放送された『さらざんまい』です。
物語は「尻子玉を抜かれてカッパになってしまった3人の男の子が人間に戻るためにつながってゾンビの尻子玉を奪うミッションに挑む」というもの。これを聞いて「このライターは何を言っているのだろう」と思われた方もいるでしょう。安心してください。筆者も最初はそう思いました。
物語が進んでいく中で、伏線は回収され話の筋を理解できるようになると期待すると思います。ただこの作品の場合、ありとあらゆるものが抽象的に表現されているため、なにもかもが謎であり伏線に見えてくるのです。そうなると頭は大混乱を起こします。筆者は考察をするのをやめ、ワケがわからない世界に飛び込む選択を取りました。
理解できていないのになぜハマるのかと思われた方もいるでしょう。その理由はやはり、不思議な画づくりとかわいらしいカッパやキャラクターたちに惹かれたからです。
舞台は東京浅草。現地に行ったことがない人でもテレビや雑誌で見たことがある風景からちょっとマニアックな場所までかなり細かく再現されており、聖地巡礼も盛り上がりました。そこにカッパやなんだかゾンビという非科学的な存在もいるわけです。歴史ある街並みとカッパたちが生みだすミスマッチ具合が、この作品の「読めない」面白さをさらに引き上げていたと思います。
さて、お聴きいただけましたか? もう聴いてしまったあなたはきっと『さらざんまい』が気になって仕方がないのでは?
これらの“一度耳にすると離れない”楽曲もこの作品に惹きこまれる大きな理由だと思います。
「なんじゃこりゃぁぁぁあああ」というワケの分からなさに病みつきになってしまうため、用法要領に気をつけつつぜひご覧ください。
→目次へ戻る
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。