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「特捜9 season4」13話までのネタバレ感想:ついに村瀬と小宮山が…最終回は最高の「グッデイ!!」に!




第8話あらすじ&感想

第8話あらすじ



ビル清掃員・宮川文子(田島令子)が自宅リビングで刺殺されているのが見つかり、浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班が臨場する。無断欠勤した文子の様子を見に来て窓から遺体を発見した同僚によると、文子には大手商社でバリバリ働く娘がいるものの家を出ており、現在はひとり暮らしとのことだった。

ところが、誰もいないはずの2階から物音が聞こえてきた。階段を駆け上がった直樹たちは、奥の部屋の押し入れに隠れていた文子の娘・雪(春木みさよ)を発見! 雪は確かに大学卒業後、商社に勤務していたが、15年ほど前に退職して以来、ずっとひきこもっていたようだ。ハリネズミのぬいぐるみがついたパーカーのフードを目深くかぶった雪は手をケガしており、現場が密室状態だったことから、彼女に母親殺しの疑惑がふりかかる。

その後、警察病院に収容された雪は食事にも手を付けず、投げやりな態度で「夕飯に嫌いなニンジンが入っていたから殺した。それでいいんじゃない?」と犯行を認めるような言葉を放つ。しかも、直樹が何か食べたいものはないか聞くと、「ミルワーム」と謎の言葉を発する… 。

そんな中、小宮山志保(羽田美智子)は、文子が最後に電話で会話した相手、人権派弁護士の成瀬聡美(松浦佐知子)を訪問。文子が翌日行われる裁判に、証人として出廷する予定だったことを知る。聡美は同じく弁護士である娘・莉子(新井郁)とともに、パワハラによって不当解雇された原告の代理人を務めていたが、文子はそのパワハラ現場を目撃した唯一の証人だったのだ。だが、青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)が文子の同僚に話を聞くと、金に固執していた文子が仕事を失う可能性があるにもかかわらず、雇い主に歯向かう証言をすることに疑問がわき上がる。

その頃、国木田誠二(中村梅雀)と新藤亮(山田裕貴)は、雪が時折、訪れていたハリネズミカフェへ。実は、“ミルワーム”とはハリネズミが好んで食べるエサ用の虫のことだったのだ。その店では毎晩、ハリネズミの生態を生配信していることがわかり…!?


第8話の感想:謎を解いたのはハリネズミ!二組の親子から見えた葛藤と絆


8話のテーマは、いうなれば母と娘の葛藤と絆。ドラマの中には二組の親子が登場します。

一組目は被害者の宮川文子とひきこもりの娘・雪。もう一組は親子揃って弁護士の成瀬聡美と娘の莉子。

一見シリアスな問題を抱えているのは文子と雪のように思えましたが、実はそうではありませんでした。

特捜班が捜査を進めると、事件に15年前の裁判が絡んでいるとわかります。

当時、雪の恋人の透が過労自殺。彼の母が会社を訴えるも、透の同僚の証言で自殺の原因は雪への失恋だとされて棄却。しかし、証言は偽証で、それを仕組んだのが成瀬聡美でした。

偽証の証拠品である覚書を手に入れた文子は、聡美に真実を話してほしいと頼みます。それはもちろん娘の雪を思ってのこと。

そして、そんな文子の元を訪れて殺害したのは聡美の娘・莉子でした。

謎を解き明かしたのはハリネズミ。莉子が録音していた文子の証言音声データに事件の夜に雪が見ていた生配信のハリネズミの鳴き声が入っていて、犯行時刻に莉子が宮川家にいた動かぬ証拠となりました。

なぜそんなことをしたのかと問われて、「母が私に何をしてほしいのかわかってしまう。母がしたくない悪の部分を私がするようにうまくあやつられてきた」と語った莉子。母を守ろうとして、そして母の過度な期待に応えようとしてきた末に彼女は殺人に手を染めてしまったのでした。

見ていくうちにわかったのですが、聡美は偽証を仕組んだり文子に「一千万円出す」と口止め料でだまらせようとしたりとかなり問題のある人格。「子どもなんてほめてやれば…」というひどい言葉も口にしていて、こうした彼女の傲慢さが娘の心を歪ませてしまったのでしょう。犯人ではありますが、母との関係に苦しんだ莉子がなんともかわいそうに思えました。

一方、ある意味親子断絶のようにも見えていた文子と雪。しかし、こちらは文子が「娘を恥ずかしいと思ってたけど、本当に恥ずかしいのは見栄っ張りの私。親の過度な期待が子どもをがんじがらめにしてしまった」と過ちに気づいていました。

ラストで、浅輪は文子が生前使っていたパソコンを雪の元へ届けます。そこに残されたファイルから、ハリネズミ生配信のチャットで雪とやりとりしていた相手が文子だったとわかりました。

「そのままでいい。一人じゃないよ。ずっと味方だよ」

つたないパソコン操作で懸命に娘の心に寄り添おうとしていた文子。彼女が娘に贈った言葉からはただただ温かさが伝わってきて、筆者は見ていて思わず涙がこぼれました。

親の愛情をようやく知ることができた雪はきっともう大丈夫。母の言葉を胸に強く生きていってくれると信じています。

今回は珍しく浅輪と小宮山、新藤と国木田が組んで捜査しましたが、新藤&国木田が意外にもなじんでいた様子。ハリネズミカフェを訪れてハリネズミに「かわいい~」とニコニコしたり、音声データを一つのイヤホンで一緒に聞いたりする仲よしぶりでほっこりさせてくれました。小宮山と組んだときは尻に敷かれている感の強かった国木田ですが、新藤とはさながら孫とおじいちゃん?のような感じ。この新たな和み系ペアはまたぜひ見てみたい気がします。

そして、次回9話はその新藤についにスポットが当たる気配。予告で彼がパルクールに挑むらしき姿が見えたので、期待度高めで楽しみにしています!


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