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「生きるとか死ぬとか父親とか」第12話ネタバレ感想:ついに家族になった蒲原家にカンパイ!そしてありがとう!


第6話あらすじ&感想

第6話あらすじ

トキコ(吉田羊)と父(國村隼)は親戚の結婚・出産祝いに出かけることになった。亡くなった母の姉である伯母(三林京子)とその娘(渡辺真起子)との食事会だが、持っていくご祝儀に新札を用意するのを忘れてしまったトキコは、銀行のATMでキレイなお札を手に入れるべく奮闘。なんとかご祝儀を用意し駆けつけたお祝いの席だが、そこでトキコは伯母たちから、母のつらい過去とそのときの父の振る舞いについて聞かされるのだった…。

第6話感想

「トッキーとヒトトキ」
 今週のお悩み相談コーナー
ラジオネーム:ドテカボチャさん(女性)私は一つ年上の夫と、六年前に結婚しました。
私たちには子供がいません。夫とはセックスレスになって、かれこれ三年になります。
私も最初のころは物足りなさを感じていましたが、スキンシップはしますし、段々と傍にいるだけで安らぎや癒しを得られ、満たされるようになってきました。
ただ、子供のことを考えると、どうしてもモヤモヤしてしまいます。
夫とも、子供を授かりたいか、という話をするのですが、居たら楽しいだろうね、可愛いだろうね、と話す一方で、もし授からなくても二人で楽しく暮らしていこうね、という着地になります。
夫はとても思いやりがあり、いつも自分のこと以上に私のことを考えてくれる人間的にとても尊敬できる人です。
周りを見ると、私くらいの年齢では、子育てをされている方が多いですし、親のことを思うと、孫の顔を見せられていないことが申し訳なくも思います。
トッキーさん、東さん、このまま夫婦二人だけで生きていくべきなのでしょうか?
子供のことは考えないほうがいいのでしょうか?
もちろん、夫とは末永く楽しく暮らしていきたいと願っています。

母を早くに亡くした40代半ばの独身女性とその父親との交流を描く家族の物語。人生の中盤と終盤にさしかかった親子のやりとりはちぐはぐでおかしくて、ほろ苦い。

トキコ(吉田羊)は未婚で子供がいないので、血が繋がった家族といえば父(國村隼)のみ。エッセイストのかたわらラジオパーソナリティーを務める『トッキーとヒトトキ』には、さまざまな相談が届く。

第6回のお悩みは、夫婦仲は円満だが周囲と比べて子供がいないことに不安を感じるというもの。

「他人と違うから不安に感じるならその必要はまったくないと思います。まず2人で過ごす時間を大切にしてください」と答えるトキコ。

アナウンサー東七海(田中みな実)の「幸せの形はいろいろあっていいはずですからね」と構成作家・近田(森本晋太郎)の「僕はそんなに簡単に割り切れないですね」の感想は対照的でいい。正解がないからこそ悩み、揺れ動くのは生きている証しだから。

今回はトキコの伯母(母の姉)ケイコ(三林京子)と従姉エミコ(渡辺真起子)が登場。

父(三國隼)とともにエミコの娘夫婦の結婚・出産祝いをすることに。そこで明らかになったトキコの母の悲しい過去。

母は「女は子供を産んで一人前」とされた時代の中で、子供をなかなか授かれなかった。どうしても子供が欲しい気持ちを父にわかってもらえなかった母の悲しさ、苦しさを知って、トキコはもどかしさでいっぱいになる。

もう子供ではないトキコは、母の経験した辛さがわかる。でも亡くなってしまった人にしてあげられることはほとんどない。喪失ともどかしさと後悔がないまぜになったトキコの涙には、こちらももどかしい気持ちになる。

最後のラジオ相談コーナーで、トキコは子供がほしいのに夫に理解がないという相談に答える。昔自分の母が経験した辛さを相談者は抱えている。
「2人で幸せに暮らせればいいじゃない」とは答えられない。

相談者の気持ちもわかりつつ、相談者の考える幸せと夫の考える幸せのすりあわせができればいいねと願うトキコ。人間同士が話し合って考えをすりあわせることはとても大切で難しい。

6話ではトキコの母の辛い過去が明らかに。そしてトキコは自らが編集してきた物語に酔っていたと気づきます。

それは父を美化する為ではなく、自分の人生を肯定したかったから。いつでも素面で書き倒してやろうと決意を新たにします。

いろんなことが積み重なって生きてきた自分の人生を肯定したい。誰もが思う、そんな心の襞に触れる回でもありました。

次回からは後半戦。楽しみです!


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