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「生きるとか死ぬとか父親とか」第12話ネタバレ感想:ついに家族になった蒲原家にカンパイ!そしてありがとう!


第7話あらすじ&感想

第7話あらすじ

トキコ(吉田羊)は友人の北野(中村優子)とミナミ(石橋けい)の3人で、いつものように楽しくお酒を飲んでいた。しかし突然、ミナミが泣きながらトイレに駆け込んでしまった。なんとミナミの夫が不倫をしているというのだ。落ち込むミナミを前にラジオの人生相談のようにアドバイスをするトキコだったが、それを拒絶されてしまう。そしてその様子をどこか冷めた目で見る北野。仲の良い女友達のそれぞれの人生観がぶつかり合うことに……。

第7話感想

ラジオ 「トッキーとヒトトキ」

今週のお悩み相談コーナー

ラジオネーム:乙女ヘチマさん(女性)
私には付き合って四年、同棲して三年半の彼氏がいます。
彼とは私のバイト先のライブハウスで知り合いました。彼はバンドマンです。
同棲を始めた頃、彼のスマホで仲良く動画を見ていると、一件のラインが…女性からでした。
「こいつは〇〇で、しつこいだよー」と余計なはぐらかし。
それが初めての〝あれ?〟でした。
また、ある時は「携帯のメールくらいで俺の本心を見ようとするな!」と怒り狂い、一緒に飲んでいたワインのボトルを片手に部屋を出て行き、深夜の路上にボトルを叩きつけて割りました。
その破片で自分の腕を傷つけようとする彼…私が止めずにじっと見ていると、結局ためらって止めました。
私は酒臭くなった道路で、ボトルの破片を片づけながら、つくづく情けなくなりました。
彼は翌朝にはケロッとして粉々のボトルの写真をフェイスブックに投稿し、〝これは女がらみだね〟などと、知り合いにコメントをもらって、満更でもなさそうにしている始末です。
思い返せば、他にも数回は浮気されましたし、その度に泣き疲れて許すことの繰り返し。
もう自分のエネルギーを彼のために使いたくありません。
生活の疲れからか、周囲からは「老けた」と言われます。
今回、相談したいことは〝私、別れてもいいですよね?〟です。
同棲解消を相手が拒んでいる場合の上手い別れ方はありますか?
それとも、こんな男でも縁を信じて結婚した方がいいのでしょうか?
いつもの人生相談。
トキコは円満な同棲解消に向けた具体的なアドバイスをしていく。まず住むところを先に決めて荷物をすこしずつ運び出すなど、ひとつひとつが具体的。踏んできた修羅場の数を思わせる。

1.ミナミの事情

トキコは友人の栗島ミナミ(石橋けい)・北野カオリ(中村優子)と婦人会を開く。ミナミは子持ちの専業主婦、キタノはトキコと同じく独身で会社に勤めている。

気のおけない友人と楽しい時間を過ごすが、ミナミは先日のラジオのアドバイスが現実的ではないという。

「生活に追われている人にそんな(別の住まいを探す)時間なんてあるわけないでしょう」と涙ながらに言うミナミ。誰の話なのかとトキコは疑問を抱くが、ミナミはその場を立ち去ってしまう。
キタノに引き止められたトキコは、そこで初めてミナミの夫が浮気をしているらしいと知る。

改めて、トキコはミナミに職場復帰も視野に入れつつ、別居を提案するが一蹴されてしまう。キタノもヒートアップ。
ミナミに精神的にも経済的にも男に依存しているから身動きが取れなくなるのだと手厳しい。お互いにすれ違ってしまう。

子供のためにも夫と別れられないというミナミ。キタノはトキコとミナミのやりとりを距離を置いて見つめる。結論としてミナミは、別居も離婚もせずに子供のために家庭を守ることを決意する。

ミナミと同じように、トキコの母(富田靖子)も、夫・哲也(三國隼)の不倫に苦しんでいた。しかし最後まで娘にその苦しみを打ち明けることはなかった。トキコは当時の母に思いを馳せる。

友達であっても、ちょっとしたことで、相手が自分とは全然違う人間なのだと気づかされる。そんなことを思い出させるしんどい場面です。

2.キタノがトキコに言えなかった事

ミナミを送ってトキコとキタノは夜道を歩く。トキコはミナミが自分に相談してくれなかったことにショックを受けるが、キタノは求めているものが違うという。

ミナミはただ、自分の話に共感してほしかったのだ。トキコは何かを相談されたら全力で解決方法をアドバイスする。

それは彼女なりの親愛の表現だが、受け取る側にとってそれがしんどい時もあるというのだ。
相談ひとつとっても相手に求めるものは違う。当たり前なのだがそれですれ違う。

キタノはキタノで秘密を抱えていた。トキコはキタノが妻子持ちの男性と付き合っていたことをはじめて知らされる。

キタノはトキコの不倫絶対NGというポリシーを知っていたからこそ、今まで言えなかったのだ。トキコに嫌われたくなかったから。

不倫に対してやましさはないが罪悪感はあるというキタノ。キタノなりに不倫のポジティブな面とネガティブな面を言うが、トキコやミナミに黙っていたことが一番辛かったという。

恋愛をすると逐一報告してきた友人だから尚更だ。キタノはようやくトキコに話すことができて心苦しさから解放されたと語る。

キタノの話はトキコの価値観からは共感しにくい内容だと思う。でも話を聞こうとするトキコの姿勢はキタノにとって救いになったはず。

3.人は皆、秘密を抱えているのかもしれない

「人は皆、秘密を抱えているのかもしれない。私だって、そうだ。」

キタノとの会話中に父から送られてきた画像には、文鳥と父の姿が写っていた。父の写真を撮り、メッセージを送る間柄の第三者がいるのだ。

「ありがとうございます。父に練習させたいので、自分で撮って送れと言ってください」と返すトキコ。それを読んだ相手は誰なのか。そしてトキコの秘密とは何か。ミナミ、キタノ、父、そしてトキコ。それぞれが秘密を抱えながら進んでいく。

生きてきた年月の分だけ簡単に交わらない部分が増えてきます。それは仕方ない。だからこそ余計に、隣で一緒に歩いてくれる人がいることは大事なことなのだ。そう思わせてくれるキタノとトキコの姿でした。

4.最後に

重い内容だった今回。

それでも最後にトキコが「それぞれが抱えている問題について寄り添うだけでも救いになるんだって再認識させられました」と言ったこと、そのラジオを聴いているミナミとキタノの姿にほっとしました。

父の秘密ってなに?トキコの秘密がわかる時はくるのでしょうか。次回にも注目したいと思います。

毎回番組の冒頭と終わりに流れている架空ラジオ番組「トッキーとヒトトキ」が、現実のラジオ番組としてオンエアされます。

5月29日(土)、TBSラジオにて17時から18時まで。出演:蒲原トキコ(吉田羊)、TBXアナウンサー東七海(田中みな実)、そしてゲストには原作者のジェーン・スーさんが登場。必殺のWトキコ!是非聴いてみてくださいね!



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