国内ドラマ

REGULAR

2021年06月26日

「生きるとか死ぬとか父親とか」第12話ネタバレ感想:ついに家族になった蒲原家にカンパイ!そしてありがとう!

「生きるとか死ぬとか父親とか」第12話ネタバレ感想:ついに家族になった蒲原家にカンパイ!そしてありがとう!

第8話あらすじ&感想

第8話あらすじ



トキコ(吉田羊)のもとに、結婚直前で別れた元パートナー・青柳タツヤ(岩崎う大)から「久しぶりに会おう」とのメッセージが。迷ったトキコだったがタツヤが東京を離れることを知り、会うことに。思い出話に花が咲く中、過去の自分の言動を省みるトキコ。仕事がうまくいかず「専業主夫」状態だったタツヤにトキコは心無い態度をとっていたのだ。そして、仕事仲間である東(田中みな実)からも結婚・退社の相談をされ…。

第8話感想

1.元パートナータツヤとの再会

トキコ(吉田羊)の元へ半年前に別れた恋人タツヤ(岩崎う大)から連絡が入る。再会の申し出を一度は断ったトキコだったが、故郷の金沢へ帰ると知り、半年ぶりに顔を合わせることに。タツヤは脳梗塞の影響で右半身にまひが残った母の介護をするため、帰郷を決断をしたのだ。

トキコとタツヤは結婚に踏み切る直前までいったが、別れを選んでいた。タツヤは売れっ子ライターだったが不況の中で仕事が減り、お互いの合意の上で「専業主夫」を引き受けていた。社会は思ったよりずっと「専業主夫」に対して理解がなかったと、タツヤは当時を振り返る。


結婚に踏み切れなかったことを謝るトキコだが、そこでタツヤが当時さまざまなプレッシャーに苛まれていたことを知る。故郷の友達にいつ結婚するのだと聞かれていたこと。母からは騙されているのではないかと疑われていたこと。そしてなにものでもない自分への不安。

タツヤから「稼ぎにならなくてもいいから書き続けていたら。自分を見失わなかったかもしれない」と聞き、トキコはパートナーのSOSに気づけなかったことを痛感する。

近くにいても必ずしもパートナーの状態を正しく理解できているわけではない。その微妙なわからなさが別れにつながり、やりきれないような気持ちになりました。

2.東の結婚と組織的な突き上げ

珍しく冒頭にお悩み相談コーナーがない回。番組放送後に新人を紹介されるトキコと東(田中みな実)。その中には高校時代から東に憧れて入社した新人もいた。

東を食事に誘ったトキコは、彼女からどうしようもないくらい揺れていると告げられる。付き合っている彼氏とは結婚を考える関係。東は結婚退職して専業主婦になるほうが向いているかもしれないと言う。アナウンサーの仕事にプライドを持ってきたが、続々と入ってくる新人が自分のかつての場所に立つようになり、自己嫌悪に陥っていたのだ。

トキコは「目の前に結婚の話が浮上してきたら、浮き足立つのもわかるけどね」と前置きして、恋愛は麻薬だと告げる。相手が自分を全肯定してくれる恋愛が本物で、仕事の時間の自分は向いていないように思えるのは錯覚だと。東の悩みは組織的なものが原因だとし、仕事に対する東の姿勢に敬意と感謝を伝えるトキコ。涙をにじませながら東はありがとうといいビールをおかわりするのだった。

内縁関係の「未婚の無職」はかなりのパワーワード。書くことがタツヤにはアイデンティティーだったけど、きっと東さんにとってはアナウンサーとして話すこと。自分が情熱を持ってきた仕事が、後輩の突き上げにあうのは、誰しもがぶつかる問題かもしれない。東さんには恋愛がうまくいっていることとは別に、一生懸命頑張ってきた仕事は仕事として活躍してほしい。トキコみたいな言葉をかけられたら涙が止まらないね。

3.トキコとタツヤ、それぞれのリハビリ

トキコは東と交わした「苗字」の話をきっかけに、タツヤに自分の嫌なことを押し付けていたと気づく。トキコもタツヤも結婚によって相手の姓へ変わることに抵抗があった。タツヤが苗字を変えればいいのだと考えていたのだ。

トキコは取り返しのつかないことを受け入れた上で、自分の正直な気持ちをタツヤに告げる。タツヤがかつて特訓していた中華鍋セットを手渡すが、返される。

タツヤはよかれと思って専業主夫を選んだが、それはトキコが家事や中華鍋を使いこなす機会を奪ってしまったと。トキコもタツヤも過去に相手から奪ってしまったものがあった。それをお互いに認めて別れる。後日、タツヤから自分の記事の載った冊子が届く。自分もリハビリをするとのこと。冊子を飾ったトキコは中華鍋で料理をつくることに勤しむのだった。

結婚の形ではなかったけれど、トキコとタツヤが納得のいく形で新しい関係を築けてよかった。トキコの作る中華料理が美味しそうだったよ。

4.最後に

東さんの悩みやタツヤとのパートナーシップなど考えさせられたなあ。トキコの励ましの言葉は本当に心に響く。

そして、5月29日にTBSラジオで「トッキーとヒトトキ」がオンエアされました!!ゲストは原作者のジェーン・スーさん。ぱちぱちぱち!!

ドラマが放送されているのはテレビ東京ですが、TBSラジオでオンエアされたんですよ。ほんとに太っ腹です。個人的には「TBSラジオからお送りしているTBXラジオ、トッキーとヒトトキ」のくだりがツボでした。吉田羊さんのリアルラジオ番組お待ちしております!!



→目次へ戻る

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

(c)「生きるとか死ぬとか父親とか」製作委員会

RANKING

SPONSORD

PICK UP!