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2021年06月26日

「生きるとか死ぬとか父親とか」第12話ネタバレ感想:ついに家族になった蒲原家にカンパイ!そしてありがとう!

「生きるとか死ぬとか父親とか」第12話ネタバレ感想:ついに家族になった蒲原家にカンパイ!そしてありがとう!


第5話あらすじ&感想

第5話あらすじ

父親について執筆しているエッセイがネタ切れになってきたトキコ(吉田羊)。幼いころ父と楽しく遊んだ思い出がないという話から、東(田中みな実)に「子ども時代をやり直しては」と提案され、父(國村隼)と二人で動物園に行くことに。しかし自由気ままに歩き回る父に振り回されるばかりで良いエピソードなどとても作れそうにない。ところが帰りに寄った昔なじみの店で、トキコの知らない昔の父の仕事話や、幼い頃の2人のエピソードを知らされることに……。

第5話感想

「トッキ―とヒトトキ」 今週のお悩み相談コーナーラジオネーム:悪い習慣さん(女性)私はこれまで仕事に遊びにと、毎日を比較的楽しく満ち足りて過ごしてきました。しかし、最近、気持ちがかき乱されることが時々あります。それは、結婚した友人や知人のフェイスブックに子供の写真がアップされているのを見た時です。新生児から小学生までの子供の写真を見ると、心がざわついたり、時にはイライラしたりする自分がいます。友人知人が慈しむ子供の写真にネガティブな感情を抱くなんて、どう考えても問題ありますよね?私は未婚で子供がいないから、子供のいる家庭を羨んでいるのでしょうか?自分の心が心配です。

東(田中みな実)さんにシンクロ率高し。

未婚で子供のいない相談者が、家族を写したSNS投稿にネガティヴな感情を抱いてしまう…「自分の心が!!心配です」の演技がかった読み上げに吹き出しました。

さらにトキコ(吉田羊)も実は相談者のような感情を抱いたことがあると告白。でも、モヤモヤの原因は「父親に世話される娘に嫉妬していた」から。

東さんと同じく「え?そこ?」と突っ込んでしまった。冒頭のラジオコーナー大好き。


幼いころ、父・哲也(三國隼)に世話をされなかった欠損を抱えたままのトキコ。東さんの助言で父と思い出作りをすると決めた時の足取り、靴の音がいい。

だからって、父のマイペースな性格が変わるわけもなく。しょっぱなから自分のタクシー代を娘に支払わせるとか、オカピを見たくて行方不明になるとか、トキコが大変すぎる。

いやいや、さすがに動物園に行って動物の取引価格を大声で言っちゃ、ひんしゅくを買いますって。

大人になってからの親子ってどこかやりにくい。面とむかって何かを話そうとすると、ちぐはぐになる。近い間柄だから難しい。

だからこそ、第三者である父の友人・沼田さんが語る父の姿は、本人よりもずっと詳しい。距離があるからこそ言えることがある。

トキコは「父が家によりつかなかった時代」の父の働きかたを知らない。(ただし、父が愛人にマンションを買っていたことは知っていた。哲也!!)親子だからって相手の歴史のすべてを知っているわけじゃない。

もはや埋めようがないと気づいた欠損。でも実は自然と埋めるものをトキコは身につけていた。

食事の後に口のまわりを丁寧に拭く習慣は、父が幼い娘の口のまわりを綺麗にふき取ってあげたからついたこと。

買ったばかりのBMWを嘔吐物まみれにした、なんて古傷に塩を塗って抉る思い出だけじゃなかった。

欠損したままの箇所もある。でも埋まった箇所もある。損なわれたことと埋められたこと。高齢の父哲也と中年の主人公トキコの関係性が丁寧に描かれて、こちらまでなにか補われた気持ちにしてくれる回でした!

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(c)「生きるとか死ぬとか父親とか」製作委員会

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