「着飾る恋には理由があって」第10話までのネタバレ感想|「好きなとき、好きなように、好きな人と暮らすために」
第10話あらすじ&感想
第10話あらすじ
真柴(川口春奈)はSNSが炎上して以来、気持ちが途切れなかなか投稿できない日々が続いていた。そんな真柴を見かねた祥吾(向井理)は救いの言葉を掛ける。
一方、駿(横浜流星)のもとには、北海道で店を任せたいというスポンサーが現れ、心が揺れ動いていた。そんな中、陽人(丸山隆平)からの突然のプロポーズに戸惑う羽瀬(中村アン)。そして、礼史(生瀬勝久)から「もう一度やり直したい」と言われた香子(夏川結衣)。それぞれが人生の選択に迷っていた。
シェアハウスメンバーは、恋に仕事にと思いが交錯し、将来に向かって歩んでいく。それぞれが出した答えとは…
第10話感想
盗作疑惑のあるブランドバッグを紹介してしまったことにより、大炎上したくるみの個人SNS。会社の公式SNSにも影響が及び、一時的に本社勤務から店舗勤務へ異動になっていた。”着飾ること”に疲れ果て、心が弱るくるみ。葉山社長に励まされ、少しずつ「今できること」を考え始める。「真柴、顔を上げて」
「今できることを考える。ここから先を変える」
「起きてしまったことも他人も変えられないけど、自分と未来はいくらでも変えられるんだから」
炎上し、フォロワーも減っていく様を見て心が削られ、どんどん内向きになっていたくるみ。SNSから離れ、顔を上げ、自分と未来を変えるために”今”何ができるかを考えること。は山社長の言葉を受け、前向きになってくる気持ちを感じながら、くるみはまず岩切工房さんに手紙を書く。一度は提携を断られてしまった工房だ。行動を起こしてみることで、「バイヤーになりたい」という自分の夢をもう一度思い出したのだろう。
香子さんも駿も、くるみのことを気にしていた。駿がキッチンカーで出店する北海道の食フェアにシェアハウスのメンバーを誘い出した香子さん。「もうあの姿も見納めになっちゃうのかな」と言いながら、皆で食事を楽しむ。大切な人を元気づける時に食事を共にするところは、なんとも香子さんらしい。
駿も駿で、函館で店をやる話を正式に受けるとくるみに伝えた。「やりたいことから逃げない」「目の前のつらいことから逃げない」ことで、自分の夢を疎かにしない姿勢を示したかったのかもしれない。その言葉を受けて、くるみも「東京でバイヤーを目指す」と夢を確固たるものにする。函館と東京。場所は離れていても、二人で頑張っていくということか。それとも、二人の道は違えてしまうということか……?
バイヤーの夢を確かなものにしていく過程で、それでもやっぱりSNSへの怖さは消えない。減っていくフォロワー。何を投稿したらいいのか、どんどんわからなくなっていく……。「もうアカウントごと綺麗さっぱり消しちゃおうかな」と言うくるみに、駿は言う。好きなものから手を離しちゃいけない、それを教えてくれたのは、くるみだよと。
駿とくるみ、ふたりでレストランのない村までキッチンカーで向かい店を出す。その経験と駿からの言葉を胸に、くるみは勇気を出してSNSを更新する。それからのスピード感がすごかった……!
いきなり会社を辞めると宣言したくるみは、バイヤーになる夢を叶えるため店を持った。駿も駿で、函館へ行くことは取りやめてキッチンカーで全国を回る旅に出ることを決める。二人が離れ離れになることは変わらないのかもしれないけれど、会えるときは積極的に会い、連絡も小まめに取り合うと約束した。
最後の最後で、くるみの”着飾る恋”の理由が明らかにされる。
「好きなとき、好きなように、好きな人と暮らすために」
「やっぱり会ったら、素敵って言ってほしい」
「あなたがその理由」
しっかりタイトルの回収をするドラマ、なかなか珍しいんじゃないだろうか……! くるみの「好きな人のために着飾る」人生を、これからも応援していきたい。何年経っても二人の恋は尽きないだろうから。
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