「着飾る恋には理由があって」第10話までのネタバレ感想|「好きなとき、好きなように、好きな人と暮らすために」
第9話のあらすじ&感想
第9話のあらすじ
真柴(川口春奈)と駿(横浜流星)二人で出掛けるはずだったレストランデートだったが、駿は仕事で時間に間に合わず、真柴は祥吾(向井理)とレストランへ行くことに。一方の駿は、真柴を追いかけたものの、真柴と祥吾の二人を見て、なぜか追いかけられず途方に暮れていた。
そんな中、真柴は自分が投稿したバッグのデザイナーに、盗作の疑いがある事件が発生。盗作に加担したなどと、心ないコメントが増えはじめ、インフルエンサーとしての活動が脅かされる。
さらに、駿のもとに北海道で店を任せたいというスポンサーが現れ駿の心は揺れ動く。
真柴と駿、挫折を味わいながらも、諦めきれないそれぞれの夢に向かうのだが…
第9話の感想
駿の代わりにくるみと高級フレンチへ出かけた葉山社長。今後どうなってしまうのか……とハラハラしながら見守っていたが、駿が平身低頭くるみに謝り、美味しそうな朝ごはんを作ってあげることで仲直りできたようだ。意外と簡単に済んで拍子抜けしてしまう。冒頭シーンには個人的にもう一箇所モヤモヤポイントがあった。葉山社長が駿に対し「なんで来なかった?」というシーン。葉山社長の行動基準は「くるみに笑顔でいてもらうため」だろうから、駿の気持ちよりもくるみ優先なのはわかるのだけど……。そう言うくらいなら駿が来るまで待ってあげてもよかったのでは? と思ってしまう私。
この調子だと、くるみが弱っているタイミングで優しくしに来るのでは……と勘繰ってしまう。
そんなとき、くるみの個人アカウントがとある件で炎上してしまった。この辺りは、現代のSNS事情を如実に反映していて「上手い……!」と感じる。たとえ個人アカウントだとしても、フォロワーが万レベルだとちょっとしたことで燃えてしまうものだ。それにしても、フォロワー10万に達するまで炎上した経験がなかったってこと? それはそれで、くるみすごくないか?
この炎上事件により、会社のSNS担当を外れることになったくるみ。自ら本社ではなく店舗勤務へ変えてもらうことを希望し、少しずつ自分の仕事に自信をなくしていってしまう。
北海道への出店を打診されている駿の話を聞くや否や、「一緒に行こうかな」と言ってしまうあたり逃げの姿勢が出てしまっているかもしれない。案の定、「逃げてない?」とくるみの気持ちを確認する駿。決して一緒に北海道へ行きたくないわけではないだろうけれど、目の前の仕事から逃げたいだけのモチベーションなら、やがてお互いに不幸になると思っての言葉だろう。
ここは人によって見方が分かれるところかもしれない。個人的には、痛いところをしっかり嗜めてくれるパートナーはありがたいと思う。が、現実を直視したくないタイミングで、目の前にその現実を突きつけるのはやめてくれ! と余計に心を閉ざしてしまう人もいるのではないか。
そして案の定、仕事に対する自信をなくしてヘナヘナに弱っているくるみの元に、葉山社長がやってくる……! 決して葉山社長が嫌いなわけではないのだが、どうしても駿の裏を描こうとしているように見えて仕方がないのだ。正々堂々と勝負して欲しい……!
ちなみに、最後の葉山社長とくるみのハグシーン。私もシェアハウスの住民たちと一緒に試聴していたのだが、「これは精神的浮気といっても過言ではない」という意見で一致した。一番弱っている時に浮かぶ顔、連絡したいと思う時に浮かぶ顔が、本当に好きな人なのでは……?
いくら仕事関連のことだからといって、弱さを見せるのは好きな人だけであってほしい。このモヤモヤした気持ち、最終回でどのように決着をつけてくれるのだろうか!
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