「青天を衝け」一橋家臣編 感想集
2021年2月14日より放送開始となるNHKの大河ドラマ「青天を衝け」。吉沢亮が主演を務め、新しい1万円札の顔にも採用された渋沢栄一の幕末から明治の激動の時代を描いていく。
本記事では実質的な第2章を描く「一橋家臣編」についての感想を記していく。
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もくじ
・第13話のあらすじ&感想・第14話のあらすじ&感想
・第15話のあらすじ&感想
・第16話のあらすじ&感想
・第17話のあらすじ&感想
・第18話のあらすじ&感想
・第19話のあらすじ&感想
・第20話のあらすじ&感想
・第21話のあらすじ&感想
第13話のあらすじ&感想
第13話のあらすじ
栄一(吉沢 亮)と喜作(高良健吾)は江戸で円四郎(堤 真一)の妻・やす(木村佳乃)から一橋家のご証文を受け取り、無事京都へたどりつく。京都では朝廷が参与会議を開催。薩摩藩などが国政に影響力を持ち始める中、“一度全てを捨て、新しい世を作ろう”と語る松平春嶽(要 潤)に、慶喜(草彅 剛)は静かに怒りを募らせる。
一方、栄一からの文を喜んだ長七郎(満島真之介)は京都に行くことを決意。しかし道中で誤って飛脚を斬ってしまい捕らえられる。栄一の文も見つかり、幕府から目を付けられた栄一と喜作は追い詰められる。
第13話の感想
京へ向かう力を借りるため、一橋家の家臣・平岡円四郎を頼る栄一と喜作。休憩していた江戸の団子屋で見かけた、逃亡中の薩摩藩士・五代才助をディーン・フジオカが演じている。映画『天外者』では三浦春馬が演じていた役どころだ。今後、栄一や喜作とはどのような交流を見せてくれるのだろうか。無事に円四郎の妻に会うことができ、家臣として京に行けるよう取り次いでもらったふたり。京に到着するや否や円四郎に会おうと何度も訪ねていくが、「忙しい」と突っぱねられ挨拶のひとつも満足にできない。もう挨拶はいいんじゃないか、と及び腰になる喜作に対し「せっかく奥方様に取り次いでもらい、忠誠を誓ったからには恩義を返したい」と意を曲げない栄一。
京の地で志を果たそうとするも、日々の飲み食いや宿代で懐は寒くなる一方。せっかく父が用立ててくれた金なのに……! と観ている側はハラハラさせられる。そうこうしているうちに、長七郎が殺人の容疑で捕まってしまった。これまで長七郎に宛てて送っていた手紙もすべて上に渡ってしまったことがわかり、万事休すの栄一と喜作。
このタイミングでやっと、円四郎に再び会うことが叶う。あらためてふたりの出自やこれまでに企ててきたことを聞いた円四郎は、それらを踏まえたうえで「一橋家の家臣になれ」と誘う。彼の真意は定かではないが、栄一と喜作にとっても、何も成し遂げないまま京の地で捕まってしまうよりは家来になったほうが良い気もする。
長七郎の今後はどうなってしまうのか、ふたりは一橋家の家臣になったうえで、どう行動を起こすつもりなのか……? 血洗島編と同様に、一橋家家臣編も面白くなっていきそうだ。
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