<真犯人フラグ>1話~10話までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第6話ストーリー&考察
第6話のストーリー
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凌介(西島秀俊)は、「至上の時」で瑞穂(芳根京子)、一星(佐野勇斗)、河村(田中哲司)、日野(迫田孝也)と会う。傘の件を聞いた一同は、朋子(桜井ユキ)が真犯人の可能性があると言うが、凌介は状況的に不可能ではないかと分析。結局、意見が分かれ、凌介は河村と先に帰ることに。河村は、理路整然と持論を展開する凌介の姿を見て、文芸サークルで仲間の作品に対して鋭く批評する学生時代の凌介を思い出した。小説を書いていた凌介は本来、物事の筋道や人の関係性を考えるのが得意だった。河村は凌介に「これからは、小説家・相良凌介として客観的に考えてみろ」とアドバイスする。
店に残った瑞穂と一星は、独自に朋子の周辺を探ることに。瑞穂は、事件当日の動向を探るため、朋子が勤める整体院に客として潜入する計画を立てる。
一方、家に着いた凌介は、鍵を失くしたことに気付く。ダメ元でドアノブを回すと、なぜか鍵が開いている。家の中には、誰かいるようで――!?
ぷろびん(柄本時生)は、凌介を直撃して一星に追い返された時の映像を公開。その動画で一星をITベンチャーの成金社長と罵り、凌介が起こした誘拐事件の黒幕ではないかと煽る。その狙い通り、プロキシマには嫌がらせが殺到し、殺害予告の手紙まで届くが、社員たちは炎上など意に介さず、むしろ面白がっているほど。しかし一星は、投資家とオンラインサロンメンバーに向け、生配信で説明することに。この選択は、吉と出るか、凶と出るか?
自分のせいで周囲にも迷惑をかけ、落ち込む凌介は、林(深水元基)から、新居建築の中止を告げられる。凌介にとって、新居を諦めることは、家族との未来を諦めるようでどうしても受け入れ難く…。
そんな中、影から凌介を見ていた謎の男(前野朋哉)が接触してきて…!?
凌介の元に届いた妻・真帆(宮沢りえ)が生きている証しと、驚愕のメールとは――!?
第6話の時点での考察
明らかに菱田朋子(桜井ユキ)が怪しすぎる……!真帆(宮沢りえ)のデザイン傘を持っていたり、「それはフリマアプリで購入した」と言及したり、相良家の合鍵を使って勝手に部屋に入りアイロンがけをしたり……。前回から引き続き、朋子を怪しく描きすぎだ。逆に彼女は犯人じゃないと思いたくなってしまう。
凌介(西島秀俊)が「(ドライブレコーダーの映像に映っている)この女性は菱田さんじゃないですよね?」と確認するも、彼女は笑顔で「私じゃないですよ〜!」と否定。その言葉を信じてもいいのだろうか。
一星(佐野勇斗)のリサーチにより、朋子は真帆の持ち物を真似して購入していることが異常に多いことがわかった。ただの「仲の良いママ友」なら、ここまですべてを同じにしようとするだろうか?
そんな一星に、なんと炎上の気配が。ぷろびん(柄本時生)のYouTube動画に一星の姿が出てしまったのだ。早めに鎮火させるため、一星自身が生配信で事の次第を説明することに。凌介の娘である光莉(原菜乃華)と交際している事実まで明らかにし、どうなることかと思ったが……世間の反応は好意的なものだった。
会社に届いた大量の手紙のうち、とある一通に目を通した一星の顔色がいきなり変わったのが気になるところだが……。もしや、光莉か自身の母親に関することだろうか?
一星に対し好意的なコメントが集まる一方、火種となったぷろびんチャンネルにはアンチコメントが流れてきている。やることなすこと裏目に出やすいぷろびん、不憫だけど面白い。
そんな矢先、謎の男(前野朋哉)が凌介に接触してきた!
「10年以上前だと思うんですけど、どこかでお会いしませんでしたか?」と一言。凌介が謎の男の名前を聞き出そうとするも、ちょうど踏切を通る電車に阻まれた間に彼は姿を消してしまう。
謎の男は、一体誰なのか? 「10年前」という数字が不可解なリンクを見せる。10年前は、光莉の受験問題で一悶着あった時期と合致するのだ。
それに加え、顔の見えない女が人参をみじん切りにしている描写が重なる。彼女の元に来た「充さん」からの電話……。仮にこの顔の見えない女が真帆だとしたら、謎の男が「充さん」に当たるのだろうか?
突如、水面上に浮かび出した「男女二人の共犯説」が説得力を帯びてくる。
やはり、この一連の出来事は真帆による自作自演ではないだろうか。凌介自身は、どこよりも幸せな家族を築き上げてきたと思っている。しかし、真帆の視点から見ればそれは真逆だった可能性が高い。人が良すぎる夫に心から辟易し、朋子たちの手を借りて「少し懲らしめてやろう」としているのではないだろうか?
その証拠に、真帆から「しし座流星群」の写真が送られてきている。これは、彼女が生存していることを明確に示しているだろう。
……と、ここまで考えたものの、最後の最後でまたもや何もかもがわからなくなってしまった。
「お探しのものです」の件名で亀田運輸宛に送られてきたメール。添付ファイルを開くと……そこには監禁された光莉の姿が!?
すべて真帆の仕業だったとして、わざわざ自分の娘をこんな目に遭わせるだろうか?
今の時点で確実なのは、たったひとつ。凌介を殺したいほどに憎んでいる人間が、最低一人はいるということだ。
※この記事は「真犯人フラグ」の各話を1つにまとめたものです。
→怪しいママ友:菱田朋子役「桜井ユキ」単独インタビュー
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