<ちむどんどん・沖縄編>1回~25回までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
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2022年4月11日より放映スタートしたNHK朝ドラ「ちむどんどん」。
沖縄の本土復帰50年に合わせて放映される本作は、復帰前の沖縄を舞台に、沖縄料理に夢をかける主人公と支え合う兄妹たちの絆を描くストーリー。「やんばる地域」で生まれ育ち、ふるさとの「食」に自分らしい生き方を見出していくヒロイン・比嘉暢子を黒島結菜が演じる。
cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事では<沖縄編>の記事を集約。1記事で第1回~25回までの感想を読むことができる。
もくじ
・第1回レビュー・第2回レビュー
・第3回レビュー
・第4回レビュー
・第5回レビュー
・第6回レビュー
・第7回レビュー
・第8回レビュー
・第9回レビュー
・第10回レビュー
・第11回レビュー
・第12回レビュー
・第13回レビュー
・第14回レビュー
・第15回レビュー
・第16回レビュー
・第17回レビュー
・第18回レビュー
・第19回レビュー
・第20回レビュー
・第21回レビュー
・第22回レビュー
・第23回レビュー
・第24回レビュー
・第25回レビュー
・「ちむどんどん」作品情報
第1回レビュー
今日4月11日からはじまった”朝ドラ”こと連続テレビ小説「ちむどんどん」に”ちむどん”どんする!「ちむどんどん」とは心がドキドキすること。「じぇじぇじぇ」(「あまちゃん」)「びっくりぽん」(あさが来た」)などのようについ使ってしまいそうないい響きです。
沖縄本島・やんばるを舞台にした、食べることが大好きな主人公・比嘉暢子(黒島結菜)と家族の物語。
第1回は徹底して暢子の”食欲”にフォーカスしていました。
シークワーサーにはじまって、ゴーヤチャンプルー、サーターアンダギー(「ちゅらさん」でもおなじみのスイーツ)と美味しいものが出てきます。暢子の食欲はとどまるところを知らず、東京からやって来た(「やまとんちゅ」と呼ばれる。沖縄のひとは「うちなーんちゅ」)、靴下はいてる都会的な少年・青柳和彦(田中奏生)に素っ気なくされても気にしないで「東京の美味しいもの食べたーい! 食べたーい」と海に向かって叫ぶのです。食べ物のことしか考えていません。なんてのーてんきな暢子。「おいしいものノート」も熱心につけています。実際に書籍化されると予想したら「レシピブック」の発売が早くも予定されているようです。
明るく元気なヒロイン、沖縄の大自然(4Kで観ると良さそう)、美味しいものいっぱい。キツツキ、豚、ヤギ、猫! 動物いっぱい、仲良さそうな家族……と王道・朝ドラの要素が詰まっています。ここまで王道の朝ドラは久しぶりではないでしょうか。この原点回帰にいろんな意味で”ちむどんどん”してきます。そんななかで、朝ドラレビューを毎日休まず書いて8年めに突入する筆者的に注目したのは、本ヒロインと子役の切り替えです。
朝ドラではまず、主人公の子供時代が描かれますが、事前に番宣で周知している本ヒロイン(「ちむどんどん」では黒島結菜)が出てこないと本番感が薄れるのですが、今回はまず1971年(昭和46年)の暢子(黒島)が出てきてシークワーサーをもいで香りをかぎ、かじり笑顔になり、もう一個もごうとした手から時間が遡って1964年(昭和39年)に、子役・稲垣来泉へと変化しました。
似たような服を着て髪型も近く、本ヒロインから子役になめらかな変化で良かったです。しかも、黒島さんと稲垣さんの腕の華奢さが似ていました。今度は子役から黒島さんに再び戻る回がどうなるか気になります。
稲垣さんは「スカーレット」で福田麻由子さんが演じたヒロイン喜美子(戸田恵梨香)の妹・百合子の幼少時を演じていました。ヒロインのきょうだいの子役からヒロインの子役へステップアップしました。
朝ドラも大河ドラマも前述したような理由(やはり本主役を期待する)で子役時代は短めな昨今ですが、逆に子役時代がすごくいいと好評なこともあって(「なつぞら」や「おちょやん」など)子役が注目されることもしばしば。稲垣さんも利発そうで元気そうで彼女が演じる暢子の少女時代をしばし楽しみたいです。
※この記事は「ちむどんどん」の各話を1つにまとめたものです。
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