続・朝ドライフ

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2022年11月27日

<舞いあがれ!・ 航空学校編>8週目~11週目の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<舞いあがれ!・ 航空学校編>8週目~11週目の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第41回のレビュー

2007年4月、舞台は帯広へーー。
第9週「私らはチームや」(脚本:嶋田うれ葉、演出:松本健佑)

航空学校のフライト課程に進んだ舞(福原遥)のもとに貴司(赤楚衛二)からはがきが届きます。
トビウオが飛ぶ時 ほかの魚は知る 水の外にも世界があると
貴司は福井の漁港で働いているようです。いつの間にかたくましくなっている。貴司は決して仕事ができないタイプではなく単に会社勤務が向いていなかったのかもしれません。

貴司も舞もまさに外の世界を見ている最中のようです。

ところで貴司は久留美(山下美月)にもはがきを出しているのでしょうか。たぶん、出してない気がします。たとえそうでも久留美は気にしなそう。3人の友情ってそういう自由で囚われていないような雰囲気を感じます(勝手な想像ですけれど)。

ドラマのなかの詩や短歌は歌人でもあるメインライターの桑原亮子さんの作らしいです。脚本家が変わってもこういうところで変わらない軸が示されるようでいいですね。

宮崎校では6人チームでしたが、帯広では3人ずつに分かれました。舞は柏木(目黒蓮)水島(佐野弘樹)とチームになり、担当は鬼教官と恐れられている大河内(吉川晃司)です。すぐにフェイル(退学)させる厳しいことで有名な人物という噂があります。

フライト課程は実技。まず「プロシージャー」という飛行機を安全に飛ばすための手順をやってみます。舞は手順を完璧に覚えられなかったため、部屋にパネルと手製のコントローラーを作って練習します。手製のコントローラーは、舞が手先が器用であったことを思い出させます。

倫子(山崎紘菜)と一緒にやろうと誘いますが、やる気がないため(宮崎校の頃のがむしゃらに勉強していたときと別人のようです)、舞は水島につきあってもらいます。部屋には柏木もいて、水島が席を外した間、舞の練習につきあいます。

どうやら柏木は口は悪いけれどいやな人ではないようです。マイペースというのでしょうか。その時、その時、感情のままに動いてしまう人というか。あるいは、チーム制なので協力し合わないといけないことを宮崎で学んだのかもしれません。学習能力は高そうですから。

でも柏木の舞への接近(お好み焼きを焼いてと頼む、練習につきあう)がこのまま恋モードにシフトしていきそうな気もして……。わざわざ「彼女はいない」というセリフもありましたし。考え過ぎかもしれませんが。

水島を見ていても、とっても難しい勉強中にも恋は別腹なんだなと思うのです。優秀な人は優秀だけに勉強や仕事をバリバリしながら恋愛にも時間が割けるのです、たぶん。

そんなとき冒頭に出てきた貴司の存在も気になるところ。すてきな男の子たちに囲まれながら舞はまだ初恋もしていないようですが……。

【朝ドラ辞典 ツンデレ(つんでれ)】
恋愛ドラマには欠かせない属性。クールでとりつくしまのない人物がふいにデレるギャップの魅力は絶大である。若手俳優はこの手の役がいかにうまくできるかでブレイクが決まると言っても過言ではない。

※この記事は「舞いあがれ!」の各話を1つにまとめたものです。

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