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2023年03月02日

<どうする家康・三河編>1話~12話までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<どうする家康・三河編>1話~12話までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

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2023年1月8日放送スタートしたNHK大河ドラマ「どうする家康」。

古沢良太が脚本を手がける本作は、弱小国の主として生まれた徳川家康が乱世を生きる姿を描いた波乱万丈エンターテイメント。大河ドラマ初主演となる松本潤が従来のイメージとは異なる「ナイーブで頼りないプリンス」の家康に扮する。

CINEMAS+では毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事では桶狭間の戦いから家康が三河を平定していく1話~12話までの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。

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もくじ

・第1話ストーリー&レビュー

・第2話ストーリー&レビュー

・第3話ストーリー&レビュー

・第4話ストーリー&レビュー

・第5話ストーリー&レビュー

・第6話ストーリー&レビュー

・第7話ストーリー&レビュー

・第8話ストーリー&レビュー

・第9話ストーリー&レビュー

・第10話ストーリー&レビュー

・第11話ストーリー&レビュー

・第12話ストーリー&レビュー

第1話ストーリー&レビュー

第1話のストーリー

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武士が激しい領土争いを繰り広げていた戦国時代。尊敬する今川義元(野村萬斎)のもとで、人質ながらも楽しい生活を送っていた松平元康、のちの徳川家康(松本潤)は、心優しい姫・瀬名(有村架純)と恋に落ちる。このまま幸せな日々が続くと信じていたある日、織田信長(岡田准一)が領地に攻め込み、元康は重要なミッションを任される。命からがら任務を果たしたものの、戦場のど真ん中でまさかの知らせが!どうする元康!?

第1話のレビュー

多くの日本人が知っているであろう、徳川家康。
そんな家康を、どう演じる松本潤。

 

物語の始まりは桶狭間の戦い。
陣から逃げ出そうとしている松平元康……のちの徳川家康である。
「もう嫌じゃあああ!」と叫ぶ元康。
彼は、「弱虫泣き虫鼻水垂れ」で、「おなかも弱い」男だった。

 
時は戦国。元康の生まれは三河。隣国の駿河・今川義元(野村萬斎)に服属しており、元康は人質として義元のもとにいた。

憂鬱なことがあるとすぐにお腹が痛くなる。
義元の息子・氏真(溝端淳平)との手合わせだって憂鬱で仕方がない。
できれば逃げ出したい。嫌々ながらに挑んだ手合わせではボコボコにされる。

手習いをサボって、木くずでうさぎを彫り、これまた木彫りの馬とごっこ遊びをしているほうが元康には楽しい。しかし、そんな彼を目撃した姫がいた。関口氏純(渡部篤郎)の娘・瀬名(有村架純)だ。
ごっこ遊びをしていたことを誰にも言わないでくれ、という元康に、瀬名は一緒にごっこ遊びをしてくれたら言わない、とかわいい顔で脅す。
最初は突っぱねる元康だが、やがて2人は仲良くかくれんぼをするような仲になっていく。

若き2人を演じる松本潤と有村架純がなんとも可憐。本当に子どもに見えてくるからすごい。

が、元康は三河の跡取り。
父の法要のために三河の岡崎に帰国し、家臣たちと再会するが、元康にはピンと来ない。
今川家とは違い、貧しい自国に戸惑う。
同時に、自分は国を背負わなければならないのだという自覚がそこはかとなく生まれて元康の表情は暗い。

そんな元康の感情に瀬名は敏感だ。
「弱虫泣き虫鼻水垂れ」と本当のことを言って気を緩ませる。

実は互いにひそやかに想いを通わせる2人。
しかし、瀬名を側室に迎えたいという氏真の逆鱗に触れてしまう。
もう二度と会えない――そう思った矢先、義元の前で、氏真と手合わせを行うことになる。

いやいや、あんなにこてんぱんにやられていたのに勝てるはずがない! と思っていたら……元康の圧勝である。

実は、これまでわざと負けていたという元康。そんな元康を義元は叱りつつも、瀬名との婚姻を認める。
子にも恵まれ、幸せな時間を過ごすが、彼らの前に起こる戦。桶狭間の戦いの時がやってきた。

元康は兵糧を運び入れる役割だ。簡単なことかと思いきや、そうでもない。そもそも、兵糧は戦の要、敵方も本気でつぶそうとかかってくる。
瀬名の笑顔を思い出し、自分を奮い立たせる元康。無事に仕事を成し遂げた。
やるじゃないか! 実は能ある鷹は…みたいなことですか? と期待が高まる。

が、その矢先に飛び込んできたのは義元の死。王者としての風格があり、とても第1話で姿を消すようには見えなかった今川義元だが、相手はあの織田信長。伝令によって、その死が明らかにされた。

今川勢は散り散りになってしまい、元康率いる三河勢が敵のど真ん中に残されている状態。状況を把握した元康がとったのは、その場から逃げ出すこと――。

元康を連れ戻したのは本多忠勝(山田裕貴)。
情けない元康の姿に、「主君などと……俺は認めぬ」。ここからどうやって信頼関係を築いていくのかかが見ものである。そしてこんな山田裕貴を待っていた!

陣に戻った元康に告げられたのは、織田軍が向かっているということ。
織田信長の姿を思い出し、元康の震えは大きくなる。
「あれは獣じゃ! 飢えた狼じゃ!」と叫ぶ。

慌てふためく家臣たち。恐怖に震えるのちの徳川家康。
そして、狂気をたたえつつ、微笑む馬上の織田信長(岡田准一)。

「待ってろよ、竹千代……俺の白兎」

※この記事は「どうする家康」の各話を1つにまとめたものです。

→元記事はこちら

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