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2023年02月04日

<リバーサルオーケストラ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<リバーサルオーケストラ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第10話ストーリー&レビュー

第10話のストーリー


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負けたら解散――打倒・高階に燃える玉響は、運命のこけら落とし公演に向けて朝陽(田中圭)の厳しい指導に必死に食らい付く。自分たちの演奏がどんどん良くなっていることを実感して、オケのムードは高まるばかり。全体練習の後も、初音(門脇麦)は朝陽に呼ばれてマンツーマンで演奏について話し合う日々。『チャイ5』の表現方法やオケの引っぱり方など話しながらも、2人だけの時間を楽しむ初音。

そんな中、朝陽が高階へ移籍するというウワサを耳にする。そんなことはあり得ない、と気にも留めない初音だが、朝陽が高階フィルと接触していると知り、胸騒ぎがして…。
モヤモヤが晴れない初音は、高階フィルのゲストコンマスを務める三島(永山絢斗)に会って真相を確かめてみるが、三島は何も知らない様子。やぱり移籍の話はただのウワサ…?

公演前日、「明日は、堂々と誇りをもって、玉響の音楽を聴衆に届けましょう」。朝陽の心強い言葉に、オケのボルテージも上がり、朝陽と初音はがっちりと握手を交わすが――。

たった4か月前はバラバラだったポンコツオケと、ステージに立つことすらできなかった天才ヴァイオリニストが、いよいよ日本一のオーケストラと一騎打ちの舞台へ!思いよ届け!一発逆転のオーケストラ、ついに感動のフィナーレ!!


第10話のレビュー


本番にむけて、朝陽(田中圭)の指導にも熱が入る。団員たちもそれに食いついていく。

初音(門脇麦)は諦めずにアタック。「チャイ5」の演奏についてマエストロとコンマスとして2人きりで話し合うことも多い。


しかしそんなとき、土井(前野朋哉)から朝陽が高階に行くのではないのか、という話を聞く。
初音はそんなことはありえないはずだと言うが、朝陽は何を考えているのか。
そんなとき、朝陽のスマホに高階藍子(原日出子)から着信が……。初音の中でも不安が膨らむ。

気になった初音は高階フィルのゲストコンマス・三島(永山絢斗)に聞いてみるが、三島も「そんなことはありえない」と一蹴。
三島にも伝わっているほどに、朝陽の玉響に対する想いは深いのだ。

しかし、こけら落とし公演当日。朝陽は会場に現れなかった。
実は、定期公演で満席にならず、玉響の解散が決まったときに朝陽は高階に乗り込んでいたのだ。
自分が高階の常任指揮者になる代わりに、玉響をこけら落としに出させてほしい、と。
しかも、当日は自分は指揮はしないと。だから事前に、初音にみっちりと教え込んでいたのだ。

朝陽が裏切るわけがない。
裏切りではなく、玉響を守るために朝陽は指揮をしないというのだ。

それで初音を始め、団員たちが納得するはずがない。高階フィルに出番を変わってもらい(三島親子がマエストロ、コンマスであることが功を奏した)、初音は朝陽のもとに走る。

朝陽も頑固なタイプだ。初音が説得しにきたからといって、「はい、そうですか」と頷くはずがない。しかし、初音だって朝陽の性格は分かっている。

「せめて近くで見守ってほしい、あなたにはその責任がある」と言って、会場へと連れていく。責任感が強い人ですから、朝陽……。


そして、朝陽が会場に到着したところで籠城を決め込む玉響。
「あなたが指揮をしないなら、私たちはステージに立たない」と強硬手段に出る。
ポンコツオーケストラをシンフォニーホールにふさわしいオーケストラにする。それが朝陽に課された役目だった。しかし、そのオーケストラは朝陽がいないと完成しない。

「私たちは、オーケストラです」
「大きな愛で私たちをここまで連れてきてくれたあなたじゃなきゃ嫌なんです」


団員たちの想いが朝陽を動かす。
それに、朝陽は指揮をしたくないわけがないのだ。
朝陽は高階藍子に頭を下げ、団員たちと共にステージへ。

作中でも言っていたが、玉響に降りかかるトラブルは全て本宮(津田健次郎)が原因だ。高階藍子だって別に真の敵ではない。

ステージにさえ上がることができれば、あとは正々堂々と戦うことができる。


高階圧勝と思われていたコンペは、接戦の末、玉響が勝利を収める。その結果を読み上げるのが本宮なんだから皮肉だ。でも、本宮でさえ、玉響の演奏に心を動かされていた。
さらに、高階藍子の意気な計らいで、朝陽の移籍もいったんはなかったことになる。

朝陽は高階の常任指揮者になる予定だったため、ドイツでの仕事を断っていた。
つまり、しばらくはまだ玉響にいるということ。
笑顔を弾けさせる初音のキュートなこと!

そして気になる蒼(坂東龍汰)と奏奈(恒松祐里)も何やらいい方向へ向かいそうだ。よかったね、奏奈ちゃん! と思わず言いたくなってしまう。

全てがまるっとうまく収まる。こんな素敵なエンディングがあるだろうか。

朝陽と初音の関係も気になるところだが、そこをはっきりさせるのもむしろ野暮かもしれない。想像させてもらえるぐらいが、楽しい。
最終回は寂しいが、これからの玉響を想像して楽しむことにしよう。

※この記事は「リバーサルオーケストラ」の各話を1つにまとめたものです。

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(C)日本テレビ

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