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2023年02月04日

<リバーサルオーケストラ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<リバーサルオーケストラ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第6話ストーリー&レビュー

第6話のストーリー


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玉響は1週間ぶりにいつもの練習場に戻り、初音(門脇麦)の左腕もすっかり良好。来週のバレンタインガラに向けてさあこれから!という大事な時に、チェロの玲緒(瀧内公美)は公演に出ないと言ったまま練習にも現れない。団員たちの間では朝陽(田中圭)にフラれたからだとウワサが立ち始める。

初音は朝陽たちと一緒に玲緒のマンションを訪ねるが、玲緒は「これから合コンに行く」と出掛けようとして取りつく島もない。朝陽が好きなのは初音で、モチベーションがなくなったと言う玲緒。初音に対する気持ちを聞かれた朝陽の答えに、初音は…。

一方の本宮(津田健次郎)は玉響がバレンタインガラに出演することを知り、また邪魔をしようと何かを思い付いたようで…。そんな不穏な空気が漂う中、朝陽は練習後にティンパニ・藤谷(渋川清彦)をある場所へ誘う。

そこで藤谷が目撃したのは…!?チェロ不在のピンチと本宮の悪巧み…さらに三島(永山絢斗)も初音を挑発する行動に出て…!?果たして玉響のバレンタインガラは成功するのか――!?

第6話のレビュー

愛の音が、響く。

1週間ぶりにいつもの練習場に戻った玉響。
初音(門脇麦)の左腕も回復し、バレンタインガラの公演に向けて気合いが入るところだが、チェロの玲緒(瀧内公美)の姿がない。

団員たちは玲緒が朝陽(田中圭)にフラれたからだと噂をしていたが……。

いつもならここで朝陽が初音にどうにかしろと言うところだが、今回、白羽の矢が立ったのは藤谷(渋川清彦)だった。藤谷は朝陽の手によって、カラオケボックスでチェロの練習をしている玲緒の部屋に放り込まれてしまう。藤谷は行けと言っても行かないからだろう、実力行使である。
色恋で一喜一憂する玲緒を嫌っていた藤谷だが、実は根っこは一緒だということを朝陽は見抜いていたのだ。

玉響は初音や朝陽のような天才がいる。ポンコツオーケストラと言われても、他にも一流の音楽家たちもいる。そんな中で玲緒が抱えるのは自分が平凡であるという自覚。
だから、恋に逃げていた。それを朝陽はあっさりと指摘する。

「あなたの一番はチェロですよね。自分を偽るのは辛くないですか」

がんばって、がんばって、がんばって。それでやっと平凡になれる。
だから次の公演に出ないと決めても、練習はする。少しでも腕が落ちるのが怖い。代わりが現れるのが怖い。

そんな玲緒の姿勢を見て、藤谷は言う。

「苦しいけど、楽しい」

好きだからやる。でも続けることは苦しい。苦しいけど、自分にはこれしかないのだと思えるぐらいには好き。
藤谷に「努力をする才能はある」と、言葉で手を引っ張ってもらい、玲緒は玉響へと戻る。
そう、努力を続けることだって、並大抵のことじゃないのだ。

練習の中では、朝陽が玲緒にむかって「ここはチェロの一番の見せ場」と厳しい指摘をする場面も。
やっぱり、苦しいけど楽しいのだ。
指摘をされて、やり直して、良い音になることもまた、奏者にとって嬉しいのかもしれない。

一方、玲緒が復帰するまでの過程で初音は朝陽に対する想いを自覚してしまい、蒼(坂東龍汰)は思いを募らせ、初音の妹・奏奈(常松祐里)は複雑な想いで2人を見守る……まさかのひとつ屋根の下で三角関係に……?


そして迎えたバレンタインガラ。
気合いが入る面々だが、玉響を乗せたバスはなぜか会場の横浜ではなく東京の国立へ。本宮(津田健次郎)が仕組んだことである。出番に間に合わせないようにすれば評判も落ちる。

本宮、やることが姑息! そういうの、自ら負けを認めているようなものですよ!? と憤ってしまうが、めげる玉響ではない。

出演時間には間に合わず、ステージでの演奏は中止になったが、朝陽の機転で、ロビーで海を背にしての演奏を行う。その演奏に、会場からは拍手が沸き起こる。

コンサートのあと、出演者の更紗(鈴木絢音)に勇気を出して声をかける蒼。更紗は蒼がフルートを始めたきっかけの人だった。
そんな更紗から、初音からお礼を言われたという話を聞かされる。

「蒼くんをフルートに出会わせてくれてありがとうございます」

そんなこと言われたら……。
想いがあふれ出した蒼は、初音のもとに走りそのままの勢いで抱きしめ、告白をする。
そりゃあ、そうなる。好きだ! って叫び出したくなるに決まってる。

その様子を見ていた団員たちは盛り上がったり、微笑ましく見守ったり。
その中で浮かない表情をしている奏奈。……と朝陽は一体どういう心持ちなのか。初めて初音の演奏を聴いたときから彼女の音楽が好きなのは間違いないと思うが……。

気になるのが三島(永山絢斗)の動向。シンフォニーホールのこけら落としコンペに高階フィルのコンマスとして出演することを決め、テレビ出演にも初音を指名するなど、何を考えているのか……ただ、わりと拗らせてはいそうだ。


ところで、毎回演奏終わりの朝陽の笑顔に動悸が速くなってしまっているのだが、今回は演奏中からまずかった。玲緒らチェロのパート後に笑顔でグッと親指を立てる朝陽……別に好きじゃなくてもこんなの恋に落ちてしまいそうだが……。


※この記事は「リバーサルオーケストラ」の各話を1つにまとめたものです。

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