<リバーサルオーケストラ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第9話ストーリー&レビュー
第9話のストーリー
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好きな気持ちを打ち明けた初音(門脇麦)に、朝陽(田中圭)の返事は…!?
定期演奏会を満席にできないと解散させられてしまう玉響は、練習の傍ら、チケット完売作戦に動き出す。SNSのキャンペーンを展開したり、来場者プレゼントを用意するなどアイデアを出し合い、事務方の小野田(岡部たかし)もここが自分の頑張りどころだと宣伝に奔走する。
だがその裏で、本宮(津田健次郎)による妨害作戦が着々と進み、土井(前野朋哉)も怪しい行動をしていて…。
定期演奏会のチケットはついに全席完売!解散はなんとか免れた!…と喜んだのも束の間、完売したのに客席が埋まらないという事態が発覚する。
本宮の策略で玉響は絶体絶命の大ピンチに…!!解散か、存続か、『運命』の定期演奏会の行方は――!?
第9話のレビュー
朝陽(田中圭)に好きだという気持ちを、勢いのままに打ち明けた初音(門脇麦)。戸惑った様子を見せながらも、朝陽は「僕はあなたが思っているような人間ではない」と言ってその場を立ち去る。
初音は失恋したと大暴れし、自宅に玲緒(瀧内公美)が助っ人にやってくるほど。
とは言え……同じ屋根の下には先日、自分が振ったばかり蒼くん(坂東龍汰)もいるわけですが……。
まあ、初音も熟考して返事をしたわけだし、蒼も心の準備ができていたかもしれないけども。
しかし、初音、失恋したというのも怪しいところがある。
「僕はあなたが思っているような人間ではない」ってセリフは「だから本当に好きなのは僕ではない」とも取れるし、「がっかりされたくない」とも取れるので……。
そして、やはり初音も朝陽の言葉に納得できず、開き直ることにする。
それに、今は定期演奏会目前なのだ。満席にしなければ、こけら落とし公演に出ることもできずに玉響は解散になってしまう。
朝陽のことが気になりつつも、初音は目の前のことにまい進していく。
玉響のメンバーたちもそれぞれが自分にできることはないかと模索。その成果もあって、チケットは完売するが……。
玉響のもとに入ったのは、チケットを発券した際、一部チケットに間違って開演時間が本来よりも一時間遅く記載されてしまっているという知らせだった。
もちろん事故ではない。本宮(津田健次郎)の陰謀だ。
その知らせを受け取った際に、土井(前野朋哉)がポロッと「それは自分が阻止したはずなのに」ともらしてしまう。
メンバーたちから向けられる疑惑の目。
実際に土井は本宮からスパイになることを持ち掛けられていた。
子どももいるからお金もかかるだろう、高階フィルへの移籍を約束しよう、と言って。
土井には小さい子どもが3人いる。誘いは魅力的だったが、土井は裏切っていなかった。
スパイの振りをして、本宮の妨害から玉響を守ろうとしていたのだ。
しかし、朝陽は土井を叱責する。
「今、僕たちがやるべきは音楽に真摯に向き合うこと。それ以外ないんです」
「音楽を政治の道具にしようとする、人間と同じレベルに成り下がってどうするんです!」
これには土井も何も言えない。土井はみんなに向かって謝罪をする。
ここからは、玉響総出でチケット購入者への正しい開演時間の告知に奔走する。団員たちの家族、仲間、恋人……それぞれがそれぞれの形で協力もする。これは、ここまで彼らが歩いてきた道のりの結果だ。
不安も抱えていた団員たちだが、ほぼ満席に見える会場で玉響は今できる最高の音楽を観客に届ける。
しかし集計の結果、満席にはわずかに至らなかった。
玉響は解散……こけら落としにも出演できない、さらに職も失い……というところに、こけら落としに出演できると伝えられる。
玉響の演奏は市民からの評判もよく、SNSでもにぎわっている。そんな彼らを解散させたら、自分たちに批判が集まるのではないか。そう恐れた議員たちの心を動かしたのだ。
ここからはこけら落としに向けて突き進むのみ。
しかし、朝陽はなぜか高階フィルを訪れていて……。
こけら落としでのコンペの行方、そして初音の恋の行方はいかに。
※この記事は「リバーサルオーケストラ」の各話を1つにまとめたものです。
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