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2023年02月04日

<リバーサルオーケストラ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<リバーサルオーケストラ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第2話ストーリー&レビュー

第2話のストーリー



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地元のポンコツオーケストラ“玉響”にコンサートマスターとして加入した初音(門脇麦)。ソリストとオケのコンマスは弾き方も役割も大きく違って不安も多いが、それと同じくらいワクワクもしていた。

初音の加入でのんびりしていた玉響メンバーにも活気が出てくるが、フルートの蒼(坂東龍汰)だけは相変わらず遅刻してやる気を見せない。悪びれる様子もない蒼の態度にマエストロ・朝陽(田中圭)はイラ立ち、団員たちも内心不満を抱えていて...。

そんな新生・玉響の初公演が急きょ2週間後に行われることになった。市内の中学校の吹奏楽発表会で演奏することになったのだ。公演に向けてさっそく練習を始めるが、朝陽は蒼のフルートに「話にならない」とコテンパンに駄目出しすると、初音に蒼の遅刻の理由を探るよう命じる。嫌々ながらも従う初音は、練習後の蒼をこっそり尾行。そこで初音が見たのは...?

蒼の遅刻のワケを知った初音と玉響メンバーは、蒼が抱える問題を解決するために動き出すが...!?

第2話のレビュー

玉響にコンサートマスターとして加入した初音(門脇麦)。もともとはソリストの初音にとって、コンマスは初めての体験で弾き方や役割も違う。
不安がありつつも、ワクワクした様子を見せているのがイイ。それだけヴァイオリンを弾けることが楽しみで仕方がないのが分かる。

しかし、ポンコツオーケストラ・玉響には問題が山積みだ。
まず、フルートの蒼(坂東龍汰)がやる気を見せず、遅刻してばかりということ。
マエストロ・朝陽(田中圭)も苛立った様子を見せる。オーケストラ以前に社会人として遅刻はいただけない。

すると、朝陽は初音に蒼の遅刻の理由を探るように命じる。
コンマス、こんな仕事までしていたらいくら体があっても足りない。多分。
しかし、ブツブツ言いながらも言うことを聞くのが初音だ。
実は蒼はバイトをいくつも掛け持ちしていた。
オーケストラ団員としての給料15万円だけではやっていけない。
奨学金の支払いもあるし、楽器のローン、そしてもちろん生活費も。家賃は滞納しており、督促状が届いていた。バイトに明け暮れ、フルートを練習する暇がない。負のループに陥っていたのだ。

そんな蒼に、初音はオンラインでフルートのレッスンをしてみてはどうかと提案。時間の使い方を工夫して、練習時間と収入を増やそうというわけだ。
玉響の面々も協力し、うまく進み始めたように見えたが、蒼のもとに母親がやってきて事態は急変。
父親が初期のガンだということが発覚し、家業を継いでほしいと母親から頼まれてしまう。

音楽で食べていくことの難しさ、やりたいことをやり続けることの難しさ。
そして、親も子どものやりたいことを応援できるかというと、意見が分かれるところだろう。夢を追いかけることで、子どもが幸せになれるとは限らないのだから。

ただ、この物語で大切にされているのは「どれだけ音楽が好きか」ということだろう。
一度はヴァイオリンを手放そうとした初音の言葉が蒼に染みていく。

ギリギリのところで自分の気持ちを確認できた蒼は、初音と共に玉響の練習へ向かう。次、遅刻したら解雇するという朝陽の言葉があったので2人とも必死だ。

そして、レッスン室には蒼の両親の姿が。事情を知っていた朝陽が招いたのだ。
蒼に何度も同じ場所を演奏させる朝陽。不貞腐れることなく、必死でフルートを奏でる蒼。そして、オケ全員での演奏後、朝陽は「やっと目が覚めましたね」と蒼に向かって言う。

天才と言われる朝陽と初音の言動にズレたところがないので、安心して観られるのが良い。
それぞれが真っすぐに好きなものに向かって突き進んでいく様子が観ている人の心を動かす。

が、そんな中、高階組の会長・藍子(原日出子)が朝陽を引き抜こうという動きを見せる。さらに玉響に退団願を出した人物が……!

あと、住む場所がないからと蒼が初音の家に同居することになったのも予想外の展開である。

少しずつ玉響のメンバーが絆を強くし、レベルアップしていく物語であることは間違いないと思うのだが、今後も予想外のワクワクがいろいろ待っていそう。期待が膨らむ。

※この記事は「リバーサルオーケストラ」の各話を1つにまとめたものです。

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(C)日本テレビ

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