<ラストマンー全盲の捜査官ー>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第2話ストーリー&レビュー
第2話のストーリー
▶︎「ラストマンー全盲の捜査官ー」画像をすべて見る皆実(福山雅治)は着任早々、吾妻(今田美桜)を勝手に人材交流企画室の新メンバーとして迎え入れた。心太朗(大泉洋)はそんな皆実の勝手な行動が面白くない。
そんな中、東京郊外の河川敷で女性の絞殺体が発見された。先に駆けつけた佐久良(吉田羊)班にまじり、遺体を検死して死亡推定時刻や死因を見事に推測してみせる皆実。一方、心太朗は遺体の状況や匂いからかつて自分が担当した殺人事件と酷似していることに気づく。
その事件は12年前に起きた。医師の青柳(浜田信也)が患者の女性を絞殺死させたのだ。当時、心太朗は強引な手段を使いつつ、青柳を逮捕して自供させた。すでに青柳は出所し、ジャーナリストの新城(アキラ100%)の元に身を寄せているという。
皆実と心太朗が新城の家を訪ねると、青柳は12年前の事件が冤罪だったと主張。さらに、心太朗の衝撃の秘密を暴露する。 その秘密が明かされたことで、心太朗は12年前の事件が誤認逮捕で被疑者の可能性すら疑われるようになる。
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第2話のレビュー
エリート一家・護道家にまさかの新事実。護道心太朗(大泉洋)はまさかの養子で、彼の実父は無期懲役で千葉刑務所に服役している殺人犯だった。違法スレスレの捜査をしてまで犯人逮捕に熱をあげる護道の人となりが、垣間見えたように思える。あきる野市の河川敷に、女性の絞殺死体が。被害者は池袋の風俗店で働く川島春香だと判明する。遺体が見つかった現場でローズの香りがしたこと、幅3cmほどのベルトで首を絞められた跡が確認できたことなどから、護道は医師の青柳(浜田信也)が犯人だと推定。この青柳、12年前にもまったく同じ手法で女性を殺害していた。
防犯カメラに残っていた映像、本当の殺害場所だとみられる倉庫に落ちていた毛髪などから、出所した青柳がまたもや殺害を犯したのだと確信する護道。しかし、12年前の事件においても、半ば無理やり青柳を自白させたとみられており、周りから懐疑的な目を向けられてしまう。
鉄壁のバディかと思われた皆実(福山雅治)からも疑いの目で見られた矢先、青柳に拉致される護道。万事休すかと思いきや……実は、拉致されることも含め、すべてが護道と皆実のしくんだ罠だった。
青柳が身を隠していた、フリージャーナリスト・新城(アキラ100%)のマンションへ訪れた際、皆実は下駄箱にしまわれた28cmサイズの靴からローズの香りがすることを確認していた。決定打となったのは、青柳のアリバイとなっていた配信動画。自宅の一室から配信していたと思わせて、実は倉庫内の一角を部屋に見せかけていたのである。青柳は、配信カメラの真横で川島の殺害に及んでいた。
最初からすべてを知っていた皆実は、護道と手を組み、青柳に罠を仕掛けることを提案。わざと護道を拉致させ、青柳の尻尾を掴むというなんとも違法スレスレ(いや、完全に違法かもしれない)な手法で、なんとかことなきを得た。
護道が養子である過去が明らかになり、せっかくの護道&皆実のバディが早くも解消か!? とヒヤヒヤさせられた第2話。結果的には、皆実が拠点にしているホテルにて、護道とともに七輪で魚を焼いて食べるという、なんとも微笑ましい終わりだった。
早々に護道の過去が知れたわけだが、今後、無期懲役で千葉刑務所にいる彼の父親がキーパーソンとなるのだろうか。皆実がやたらと護道の父親を気にかけ、「冤罪かもしれない」と示唆するあたり、物語に大きく関わってきそうだ。
※この記事は「ラストマンー全盲の捜査官ー」の各話を1つにまとめたものです。
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