「天国と地獄 ~サイコな2人~」真実の徹底考察|最終回まで毎週ネタバレで更新!愛をテーマにしたドラマだったとは……
第2話終了時点での考察&あらすじ
第2話終了時点での考察
奄美大島に伝わるとされている「月と太陽の伝説」。入れ替わりにまつわる伝説とも言われており、「望月」と「陽斗」ふたりの名前にも関連している。第2話では再度入れ替わりをしようとあらためて階段の上からふたりで転げ落ちるシーンがあり、これは失敗ーー。やはり、満月じゃない夜には効果があらわれないのだろうか。
1話に続き、今回も伏線らしき描写が詰め込まれていた。筆者が気になったのは冒頭、「お互いに見られたくないデータは消去しましょう」といってスマホを交換するシーン。
すでに望月のなかに入った日高は、ごく普通と思われる会社関連のデータや秘書・社員とのメールまで削除していた。今後、日高のなかに入った望月は社長として生きていくことになる。見られても何ら問題はなく、むしろ会社経営のためには必要なデータだと思うのだが……。わざわざ入念に消したということは、見られたくないデータだったということか。社員も間接的に犯罪に関与している可能性もある。そう考えると、秘書の存在も途端に怪しく見えてくる。
すでに1話の時点で怪しく見えていた陸と八巻。だが、2話を視聴した時点でふたりの黒幕説は弱くなったように思える。陸自身、これまでと様子の違う望月を怪しむ描写がない。望月となった日高でさえ「便利屋をやってるのか……」と陸にまつわる情報収集をしていた。ふたりにすでに接点があれば、それを匂わせる表現があってもおかしくない。
八巻に関しては判断が難しい。望月と日高が入れ替わったことを暴き、自ら日高のマンションへ乗り込んで接触を試みた。ふたりの入れ替わりに相当の確信がなければ、ここまで単独行動はできないだろう。八巻が黒幕であるなら、ここでわざわざ望月に近づく意図はなんだろうか?気付かないフリをしてやり過ごしたほうが、少なくとも八巻自身が助かる可能性は上がる。
ただ、一介の署員がここまで単独行動できるものなのか?なぜ八巻はすぐに入れ替わりに気づけたのだろう。望月の様子を見て違和感を覚えるところまでは自然だが、「考え事をするときに耳たぶに触れる癖」が日高の癖だと知っていなければ、入れ替わりの確信は得られないはずだ。八巻については謎が多く、グレーゾーンだと言わざるを得ない。
次回、伝説の詳細を調べるため奄美大島に行く展開になりそうだ。伝説がどこまでこのドラマのキーポイントとなるのか、楽しみに待ちたい。
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第2話あらすじ
捜査一課の刑事・彩子(綾瀬はるか)と殺人事件の容疑者・日高(高橋一生)は、階段から転げ落ちた拍子に魂が入れ替わってしまった…。
彩子<日高>は日高<彩子>に「出頭して一生を塀の中で過ごすか、それとも自分と協力して容疑を晴らすか」と二者択一を迫る。仕方なく後者を選択した日高<彩子>は、彩子<日高>の指示通り、家宅捜索が入る前に日高のマンションからダンボール箱をこっそり持ち出す。
中に入っていたのは連続殺人の証拠となり得る品々だった。身体が入れ替わってさえいなければ大手柄なのだが…。
なんとか家宅捜索を乗り切った日高<彩子>は、そのまま河原(北村一輝)の事情聴取を受ける。そして、その様子を別室で見つめる彩子<日高>と八巻(溝端淳平)。八巻は彩子の雰囲気がいつもと違うことを変に思って尋ねるが、「路線変更です」と煙に巻かれてしまう。
警察は日高が犯人である確たる証拠を見つけられないまま、秘書・樹里(中村ゆり)の素早い根回しで日高<彩子>を釈放。マンションに戻った日高<彩子>は、居候の陸(柄本佑)のことを考えた。
一緒に暮らしている陸なら、きっと本物の彩子ではないことに気づいてくれるはずだ。
ところがその頃、陸は彩子<日高>と仲良く食卓を囲んでいて…。
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