<明日、私は誰かのカノジョ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第7話ストーリー&レビュー
第7話のストーリー
>>>「明日、私は誰かのカノジョ」の画像をすべて見る優愛(齊藤なぎさ)に誘われ、初めてホストクラブに来た萌(箭内夢菜)。慣れた様子で過ごす優愛をよそに、萌は初めてのホストクラブに馴染めず、居心地の悪さを感じていた。そこに現れたのが、ホストの楓(高野洸)。萌は楓に他のホストとは違う雰囲気を感じ、少しリラックスした時間を過ごせた。一方、優愛は自分の担当するホストのハルヒ(藤原樹)を被り客の女性が指名していたことを気にし、ハルヒと険悪なムードになっていた。少し満足した気持ちで行きつけのバーへ帰る萌と、自宅で仕事終わりのハルヒを待つ優愛…ホストを巡る2人の新たなストーリーが始まろうとしていた…。
第7話のレビュー
私は他の子と違って、“私”を持っている。そんな風に自分を言い聞かせてきた大学生の萌(箭内夢菜)。彼女は行きつけのバーで出会ったばかりの優愛(齊藤なぎさ)に誘われ、初めてホストクラブへ行くことに。大丈夫、これはただの経験。そのハズだったーー。
「明日、私は誰かのカノジョ」第7話は、誰もがお姫様になれるキラキラとした世界に萌が足を踏み入れる場面から始まる。
ホストクラブには詳しくないが、どうやら「初回」という仕組みがあり、初来店時はお会計が1・2時間の飲み放題で2000円〜3000円に収まるらしい。その初回を目当てに色んなホストクラブを周り、同じ店には二度と行かない人たちのことを「初回荒らし」と言ったりもする。
そんなにカジュアルに遊べるなら、経験のために行ってみてもいいかな〜と女性に思わせるシステムだ。一方で、気軽に足を踏み入れたつもりがどっぷりハマってしまう可能性もある。
でもホストって、派手な髪色・社交的・女癖が悪い・金遣いが荒い等々、もれなく全員チャラいんでしょ?みたいな偏見を持たれがち。いわゆる学校だったら“陽キャ”と呼ばれる人種で、そうじゃない人からしたら何がいいんだろうと思うかもしれない。
萌も華の大学生でありながら、自分とは対照的なその人たちを心の中で見下していた。だから当然、「ホストには絶対ハマらない」と高を括っていたのである。実際、かわるがわる萌のテーブルについたホスト達はほとんどが彼女の性格には合わなかった。ただ一人を除いて。
今回から藤原樹(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)演じる優愛の担当ホスト・ハルヒと、高野洸演じる同じお店のホスト・楓が本格登場となった。二人とも漫画からそのまま出てきました?と思うほど、再現度の高いビジュアルだ。
でもそれだけじゃない。ハルヒは優愛が依存するのも理解できるほど、雰囲気からしてカリスマ性を放つ一方で、他のホストとは違って落ち着いたところもあるのが伝わってきた。そして、何より驚いたのが高野演じる楓の破壊力。最初に萌のテーブルに顔を出した時から「こいつはヤベエ」感を出していた。
高野洸といえば、ミュージカル「スタミュ」の虎石和泉(ティエラ)や、舞台『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stageの山田一郎などを演じてきた人気2.5次元俳優の一人。舞台上ではとてつもない輝きを放っているのに、楓を演じる彼は暗黒のオーラに包まれている。
他のホストに比べると地味だし、雰囲気が親しみやすくてつい心を許してしまうけど、一度関わったら最後。もう一生抜け出せなくなるほど、どっぷりハマってしまう危険な魅力が楓にはある。
楓からLINEでお礼のメッセージを“受け取った”萌が、レンタル彼女店の客に、楓と同じような営業のメッセージを“送る”雪(吉川愛)とすれ違う場面に鳥肌が立つ。萌さんは大丈夫ですよ、萌ちゃんは大丈夫よね……彼女の行きつけのバーで店員たちの語る言葉が不穏に響いた。
“ホスト編”開幕である。
※この記事は「明日、私は誰かのカノジョ」の各話を1つにまとめたものです。
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(C)「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS