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2022年05月13日

<明日、私は誰かのカノジョ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<明日、私は誰かのカノジョ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第5話ストーリー&レビュー

第5話のストーリー

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とうとうレンタル彼女の仕事をしていることが、光晴(福山翔大)にバレてしまった彩(宇垣美里)。そんな彩のもとに、以前雪とコスメの買い物デートをした翼から予約が入る。慣れない化粧をして来た翼のメイクの下手さに、うんざりする彩。しかし、泣きながら可愛くなりたいと言う翼の真っ直ぐな思いに押され、彩はメイクの手ほどきをしてあげる。変身した自分の顔を見て感激する翼。その姿に、初めて整形した時の自分を重ねる彩。
変わらずレンタル彼女の仕事と整形を続ける彩に、光晴は、隠し事をせずに真実を話して欲しいと告げる。光晴を前にした彩はついに―。

第5話のレビュー

「誰だって努力すれば、いくらでも変われる。その単純な事実に私はずっと救われてきた」

自分の理想に近づくため、整形を繰り返してきた彩(宇垣美里)。彼女はいわゆる外見至上主義だが、それは努力すればなりたい自分になれることを身を以て知っているから。

その手段に「整形」が入るか、入らないかは人によって考え方が違う。だが少なくとも、お金を貯めなければ整形は受けられないし、恐怖や痛みとも戦わなければならない。それを努力と言わずして何と言えばいいのだろう。

だけど、彩から本当の職業と年齢、そして整形の事実を打ち明けられた光晴(福山翔大)は彼女にこう言った。

「整形は努力じゃないだろ」

もちろん恋人に嘘をつかれていたことは同情する。仕事とはいえ、彼女が他の男性とデートすることを受け入れられないのも分かる。だけど、彩が整形に至るまでの背景や苦しみを理解しようともせず、自分が好きになった彼女の顔を“偽り”といった彼もまた、人の外側しか見ていない。

彩も美しくなった自分の外見を利用して、たくさんの人を傷つけた。桧山(岡部たかし)をはじめ、他の客も下心があるとはいっても、彩を信用してお金を渡したのだし……。だけど、彼女がそうせざるを得なかったのは、容姿を貶され続けた過去があるからだ。

恋人と仕事を同時に失い、身も心もずぶ濡れになった彩に傘をさしたのは、同じく見た目にコンプレックスを抱く雪(吉川愛)だった。他人に絶望してきた二人の出会いは何をもたらすのだろうか。

次回、第6話では彩編が完結するとともに、ついに萌(箭内夢菜)と優愛(齊藤なぎさ)が本格登場となる。

※この記事は「明日、私は誰かのカノジョ」の各話を1つにまとめたものです。

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(C)「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS

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