<ちむどんどん・独立編>96回~115回までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第110回:優子と良子がやって来た
お店を改装中ということにして休業中の暢子(黒島結菜)の元に、優子(仲間由紀恵)と良子(川口春奈)がやって来ました。
優子が朝、作ったという沖縄の野菜料理を暢子と歌子(上白石萌歌)と矢作(井之脇海)とそろって食べます。矢作は最初、遠慮していますが、参加します。交流には参加しないと壁を作っていた矢作が変化してきています。まあ、沖縄料理を勉強するためにも食べたほうがいいとは思いますけれどね。
矢作も「うめえ」と言います。なつかしい。アッラ・フォンターナで暢子が作った料理をいつも「うめえ」と言ってました。暢子には冷たかったけれど、美味しいものには素直に「うめえ」と言う。そこが矢作のいいところ。ただ、フォンターナ時代は井之脇海さんほどの俳優には「うめえ」以外のセリフをもっと書いてほしいと思っていたので、昨今の矢作の躍進にはホッとしています。
野菜料理は、良子が野菜給食活動をしているつながりでしょうけれど、これまで沖縄料理は茶色いぽいお肉メインのものばかりで、こんなに明るい色味の野菜料理があるならもっと早くから出してほしかったなーと思いました。それとも、比嘉家の経済状態がよくなってきた、あるいは沖縄自体の経済状態が、本土復帰以前以降で変わったということを表しているのでしょうか(みんなの服装も明るくなってきている)。でも「なつかしいやんばるの味」と言ってましたね。故郷で笑顔で食べたって、あの頃、野菜料理どころかおかず一品しかない状態でしたよね。
ともあれ、「みつけた うちの足元の泉」と暢子が元気になってきました。やんばるの野菜の素材を生かすことを重視します。色味がきれいな野菜料理がいっぱいできました。
実際、都内のカジュアルな沖縄料理屋さんに行っても野菜系のメニューが少なくて、野菜があっても天ぷらになっていたりするんですよね。島らっきょうや海ぶどうを必ずオーダーする筆者としてはこういう新鮮野菜系の沖縄料理に興味津々です。
とはいえ、メインは豚肉です。おいしい豚肉はないものか……と思っているとそこへーー。
豚肉といえば、賢秀(竜星涼)。猪野養豚場で働いている賢秀。娘の清恵(佐津川愛美)と喧嘩するけどいい感じになっていたところ、清恵が家出してしまいます。
保証人がなくても働けるのは水商売に違いないと、目星をつけて探す賢秀。そこでニアミスが……。
清恵の働く水商売街のセットに「纏う朝」という店があったことに気づいたかたはいますでしょうか(第107回です)。主題歌「燦燦」の歌詞にある言葉ですね。
暢子のお店はうまくいき、賢秀と清恵はうまくいき……となっていくことでしょう。ここまで来ると何も考えず、終点までバスに乗っている気分です。
「あさイチ」にはクランクアップを迎えた黒島結菜さんがゲストで登場。三浦大知さんと宮沢氷魚さんも応援に駆けつけました。お店の看板の文字ちむどんどんは黒島さんが書いた文字をアレンジして使用しているそうです。それにはちむどんどんしました。それと黒島さんが島の文化に興味があると語ったところ。黒島さんが和彦のようなジャーナリスト設定の話も見てみたかった。
あと3週!
※この記事は「ちむどんどん」の各話を1つにまとめたものです。
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