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2022年11月05日

<PICU 小児集中治療室>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<PICU 小児集中治療室>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

吉沢亮が“月9”初主演を務める医療ドラマ「PICU 小児集中治療室」が、2022年10月10日(月)21時よりスタート。

27歳の小児科医、志子田武四郎(吉沢)が、子どもたちの生死を分ける過酷な「PICU」で奮闘する。共演は、安田 顕、木村文乃、高杉真宙、イッセー尾形、大竹しのぶら。

CINEMAS+では毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。


▶︎「PICU 小児集中治療室」画像をすべて見る

もくじ

・第1話ストーリー&レビュー

・第2話ストーリー&レビュー

・第3話ストーリー&レビュー

・第4話ストーリー&レビュー

・第5話ストーリー&レビュー

・第6話ストーリー&レビュー

・第7話ストーリー&レビュー

・第8話ストーリー&レビュー

・第9話ストーリー&レビュー

・第10話ストーリー&レビュー

・最終回ストーリー&レビュー

・「PICU 小児集中治療室」作品情報

第1話ストーリー&レビュー

第1話のストーリー


▶︎「PICU 小児集中治療室」画像をすべて見る

北海道で生まれ育った志子田武四郎(吉沢亮)は、丘珠病院に勤務する27歳の小児科医。幼いころに父を亡くし、女手ひとつで育ててくれた母・南(大竹しのぶ)とふたり暮らしをしている。武四郎は、母思いで料理上手、家事全般もそつなくこなす優しい青年だが、大事な場面で不器用さを発揮することもしばしば。

網走総合病院で救急救命医をしている矢野悠太(高杉真宙)、南がバスガイドとして働く旅行バス会社の娘で、自身もバスガイドとして働いている涌井桃子(生田絵梨花)、そして武四郎と同じ丘珠病院で小児外科医として働く河本舞(菅野莉央)は、武四郎の幼なじみで、家族同然ともいえるような大切な存在だった。

ある日、武四郎は、丘珠病院に新設されたばかりのPICU=小児集中治療室への異動を命じられる。そこで出会ったのが、日本各地でPICUの整備を推し進めてきた小児集中治療のパイオニア・植野元(安田顕)だった。3年前、道内で起きた悲劇が大きな契機になり、北海道知事の鮫島立希(菊地凛子)が植野を訪ねてPICUの整備を依頼したのだ。その際、植野はある条件を提示し鮫島は、近い将来必ず実現させると約束した。3年を経てようやく設立されたPICUだが、集まったスタッフは、植野、武四郎のほか、植野と行動をともにしてきた優秀な看護師・羽生仁子(高梨臨)と、植野に誘われてやってきた救急救命医の綿貫りさ(木村文乃)の4人だけだった。その現状に、口が悪く横柄な態度のりさは、「初期研修を終えたばかりの未熟な小児科医は使い物にならない」と本人の目の前で武四郎を非難するようなありさまだった。

そんな折、PICUに、発症から4時間も経過した少女を運び込まれ……。

第1話のレビュー

舞台は広大な自然があふれる北海道、ドラマの内容は医療系、豪華なキャスト陣、そして主題歌を歌うのは中島みゆきとくれば、観ない理由がみつからない—。

主演は、昨年放送されたNHK大河ドラマ「青天を衝け」で渋沢栄一を演じた吉沢亮。
生真面目で不器用な若い小児科医、志子田武四郎(しこた・たけしろう)を、吉沢がこれからどんな風に演じ、成長させていくのか楽しみだ。

冒頭からネタバレしてしまうが(※以下注意)
ドラマというものは、窮地に追い込まれても結局は大団円で終わる。
とくに初回の放送では、円満解決の展開が多い。
しかし、昨日放送された「PICU 小児集中治療室」では初回放送から子どもが亡くなった。
しかも2人も……。
これは辛い。どうしてもため息が自然と出てしまう。

北海道の郊外に新設された小児専門の集中治療室PICU。 
PICUとは、Pediatric Intensive Care Unitの略称で小児専門の集中治療室のことだ。
7歳の人気子役が撮影中に体調を崩し亡くなったことがきっかけに小児科医、武四郎の心に小さなあかりが灯った。
そこから3年後、北海道知事の鮫島立希(菊地凛子)が動いたことによってPICUが設置された。
小児集中治療のパイオニアである植野元(安田顕)、救急救命医の綿貫りさ(木村文乃)と看護師の羽生仁子(高梨臨)、そして研修を終えたばかりの未熟な小児科医、武四郎の4人だけ。
そこへ突然、腹痛を訴えた女の子、きょうかちゃんが搬送されてきた。
しかし、発症から4時間も過ぎたために治療の甲斐なく亡くなってしまった。
自分の袖を掴んで「ママ」と言って亡くなったことに動揺を隠せず、号泣する武四郎。
そんな武四郎に植野は
「どうしたら良かったのか、反省して…反省して…一緒に考えましょう」と優しく諭した。
きょうかちゃんが最初に訪れた病院を訪問した武四郎と植野。
どうすればきょうかちゃんを助けることができたのかを、一つずつ丁寧に紐解く作業をおこなうためだった。
帰りの電車を待つ駅で植野はなぜ、武四郎をPICUに呼んだかを話した。

冒頭で「俺、生きるとか死ぬとかほんと無理だからさ……ほんと、そういうのダメだから」と言っていた武四郎が今後、PICUでどのようにして成長していくのか。

どこまでも優しい植野とは対照的で厳しい発言、鋭い視線が気になる救命医の綿貫。
この2人の存在も武四郎に大きく関わってきそうだ。

今回のドラマは、吉沢演じる未熟な小児科医がメインだろう。
しかし、カメレオン俳優と名高い、安田顕の演技にも大いに注目したい。

同作品とは少し離れるが、今クールのフジテレビ系のドラマ「silent 」(木曜22時~)、「親愛なる僕へ殺意をこめて」(水曜22時~)など、初回から主演が涙を流していることが多い。
そして、どの作品も思わず視聴者がもらい泣きしてしまうほどストーリー展開も良く、演者もうまい。
よし、そうくるならばこちらも今クールドラマで大いに泣かせてもらおうではないか!!

来週以降もティッシュを準備して、しっかり各ドラマに向き合いたいと思う。

※この記事は「PICU 小児集中治療室」の各話を1つにまとめたものです。

→元記事はこちら

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