<なれの果ての僕ら>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第2話ストーリー&レビュー
第2話のストーリー
▶︎「なれの果ての僕ら」画像をすべて見る監禁されたネズ(井上瑞稀)ら23人は、夢崎みきお(犬飼貴丈)の行う実験により、弱さと醜さを浮き彫りにされていく。 最初の実験は、「毒の請け負いリレー」。毒を飲んだ仲間に解毒剤を渡すためには、別の人が代わりに毒を飲まなければならない。それを7回繰り返せば実験終了。お互いを信じ、二人が毒を飲んだが、次に指名された雨宮(大原優乃)は、過去にされたいじめについて謝ってくれないと毒を飲まないと言い始める。
>>>「なれの果ての僕ら」2話の予告をYouTubeで見る
第2話のレビュー
人間の善意について知りたいという夢崎みきお(犬飼貴丈)の身勝手な疑問に付き合わされることになったネズ(井上瑞稀)ら、四ノ塚小学校元6-2の同級生たち。第1話では2名が死亡。
今回は何名が犠牲になってしまうのか…。
初回でドラマの雰囲気がわかったので、今回もきっと…と、身構えてしまう。
そして、第2話からは森カンナが登場。
なぜ事件が起こったのか、生き残った生徒たちにその真相を聞き取りをしていく記者、星野薫子役だ。
ドラマは教室で起こったことと、星野による取材が同時進行で進み、残忍な殺人事件の全貌が明らかになっていく。
***
まずは10分で溶ける毒入りのカプセルを1人目が飲まされ、くじ引きで決まった次の人がすんなり飲めば1人目に解毒剤が打たれる。
これを7人でリレー方式で繋げることが今回のミッションだった。
そう、教室では「毒の請け負いリレー」がはじまっていた。
1人目に指定されたのは及川(草野大成)。
抵抗しながらも毒を飲み、くじで決まった「委員長」と呼ばれている橘公平(ゆうたろう)につないだ。3人目に選ばれたのは雨宮鈴子(大原優乃)だったが、小学生のときに委員長にいじめを受けていたことから飲むことを拒否。命乞いをする委員長を見て、飲むことにした雨宮だが、元クラスメートの前で委員長の過去の陰湿ないじめを暴露した。
そこでみきおが
「気持ちよかった? 委員長の悪事をさらして、お陰で彼は命と引き換えに信頼を失った」と、ニヤニヤ。
なるほど。
みきおはクラスメートの過去を利用して、人間の内面の汚い部分をさらけ出そうとしているのか。
クラスメートは命の危機が迫る中、助かりたい一心で自分をさらけ出していく。
人が死ぬ様子を見るのも辛いが、人間の汚い本質を見させられることも苦痛。
これは2重苦だ。
たった30分のドラマだが今回もぐっと身を乗り出し、肩に力を入れて視聴していた。
©「なれの果ての僕ら」製作委員会 ©内海八重/講談社
結果、第2話では小清水唯(阿部凛)と相沢すみれ(北原ゆず)が毒により、死亡。
まだまだ続く死のゲーム。
ネズは「俺がなんとかするから」と正義感を見せるが、これがかえってクラスメートたちの怒りを買うことに。
13人死亡まであと9名…。
こんなカウントダウンは決してしてはいけないのだが。
※この記事は「なれの果ての僕ら」の各話を1つにまとめたものです。
→元記事はこちら
→目次へ戻る
▶︎「なれの果ての僕ら」をU-NEXTで観る
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
©「なれの果ての僕ら」製作委員会 ©内海八重/講談社