「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」全10話のあらすじ&感想 |いちばん成長したのはお母さんかもしれない
第4話あらすじ&感想
第4話あらすじ
清水萌子美(小芝風花)は店の近くで見かける青年(加藤清史郎)にやっと拾ったイヤホンを渡すことができた。思わずイヤホンが落とし主の元に戻りたがっていたと言ってしまうが、青年は萌子美の発言を何の抵抗もなく受け入れる。清水俊祐(工藤阿須加)は妹がナンパされているのではないかと心配するが、萌子美に「自分から声をかけた」と言われ、驚くのだった。
その後も青年は萌子美に会いに来る。萌子美は胸をときめかせながら、名前も知らない彼と交流を重ねていく。
そんなある日、萌子美にフラワーアレンジメントを注文した石野伸司(庄野崎謙)が再び店に現れる。店長を務めるドーナツ屋に定期的にアレンジメントを配達してほしいと頼まれ、うれしい萌子美だったが、今後は俊祐がアレンジメントを手がけることに。まだまだ学ぶ身だと兄に言われ、萌子美は納得するが…。
一方、萌子美の家では両親の仲がますますこじれていた。伸寛(田辺誠一)は千華子(富田靖子)にお弁当を作ってもらうことを諦め、カップラーメンをコンビニで購入し昼食にしていたが、そのことが思いもよらぬ事態に発展。ついに子どもたちの前で言い争いが始まる。すると、激高した伸寛が千華子の父・須田観(橋爪功)の過去の不祥事を持ち出し、妻を傷つけるようなことを言ってしまう。
子どもたちに観の過去を知られ、ショックを受ける千華子をなぐさめる俊祐だったが、その後、意外な一面を見せる行動に出る。
第4話感想
やっとイヤフォンを返せてよかったねモコミ……!と、まるで母親か叔母のような目で見守ってしまうモコミ第4話。前話から少しずつ恋の兆しが見えはじめている。人との触れ合いにより心を開き、だんだんと自分の気持ちを素直に表情にあらわすモコミを見ていると、うれしくてたまらない。それにしても、元・こども店長の加藤清史郎くん、本当にカッコよく成長しましたね……。モコミが少しずつ自分らしい暮らしを見出していくなかで、モコミ以外の家族の綻びや闇が明らかになっていく。父親は息苦しい生活を強いられて着実にストレスを溜めているし、母親はいつだって自己中心的で言葉に気を遣わない。唯一のまともな人であるはずだった兄まで、厄介な闇を抱えていることが明るみに出て……。
続きが気になるところだ。今の時点で言えることは、早急にお兄ちゃんへのケアが必要だということ。ネットに吐き出すしかない恨みつらみを腹にもつ人間は、いずれ大爆発を引き起こすものだから。
それにしても、父親が思わず食事の席で不満をぶちまけてしまった時の、あの言葉はよくなかった。「前は俺の言うことをなんでも聞いていたのに」って……いくら妻(モコミの母)の言動や態度が気に食わないからって、モラハラすれすれじゃないでしょうか。この家族はどこに向かっていくのだろう。
→目次へ戻る
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。