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2022年02月18日

<妻、小学生になる。>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<妻、小学生になる。>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第4話ストーリー&レビュー

第4話のストーリー


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圭介(堤真一)と麻衣(蒔田彩珠)は、貴恵(石田ゆり子)の生まれ変わりである万理華(毎田暖乃)の母親の千嘉(吉田羊)と偶然会ってしまう。
想像と違い、圭介たちは「娘」としての今の家族のことが気にかかる。

翌日、圭介は万理華の小学校で球技大会があることを知り、千嘉も応援に行くに違いないと考えた圭介は、彼女と一度ゆっくり話をしようと、自分も球技大会へ行くことに。「お弁当友達」である守屋(森田望智)に弁当作りを手伝ってもらう約束をする。

一方、万理華は同級生のヒマリ(飯田晴音)から漫画の交換ノートをしていたことを知るも、“以前の”万理華のように漫画が描けなくなっていることに気づき、弟の友利(神木隆之介)に相談するが…。

そして、球技大会当日。突然やって来た圭介と麻衣に驚きながらもうれしそうな万理華。しかし、圭介が待っていた千嘉の姿は…。


第4話のレビュー



今回、フューチャーされたのは万理華の今の家族について。

偶然、万理華の母親・千嘉に会ってしまった圭介と麻衣。苛烈な千嘉だが、自分の娘が知らない大人といたら、動揺するのは当たり前だ。冷たい印象のある千嘉だが、万理華に愛情があることは端々から感じられる。その愛情を伝えるのが下手なのだろうか。

そんなとき、万理華の小学校では球技大会が行われることに。圭介たちは千嘉と会えるかもしれないと思い、見学に行くことに。まあ、圭介は万理華の学校での様子を見たかっただけ、というのもあるだろうけれど……。圭介が怪しさ全開で毎度ハラハラする。我を失うと、すぐに万理華のことを「僕の妻です」と言ってしまいそうだし。比較的、冷静な麻衣が一緒でよかった。
球技大会を楽しむ圭介たちだったが、待てど暮らせど母親の千嘉の姿は見えない。

千嘉も、球技大会を観に行くつもりだった。お弁当持参が必須だからと、万理華に「お弁当何がいいの」と尋ねる。万理華は嬉しそうにするが、貴恵としてはどんな気持ちなんだろう。
しかし、千嘉は球技大会には行かなかった。恋人から連絡が来たからだ。お昼の時間までに小学校に行けばいいと思っていたのだろう。ただ、恋人が大阪に異動になったという話を切り出したため、帰るタイミングを逃し……。
うーん……母親としての自覚はあるけれど、娘より恋人を優先してしまうのだな、と少し悲しい気持ちになる。母親だからって、いつでも子どもを優先させなきゃいけないのか? 恋人との時間を大事にしてもいいじゃないか、というのもわかるのだけれど、今日は子どもにとって特別な日だ。千嘉がお弁当を届けなければ、万理華のお昼はないわけで。

みんながお弁当を広げて楽しそうにしている中で、ぽつんと何も食べずにいる娘。どれだけ寂しいか、いたたまれないか、ちょっと想像すれば、わかることだ。今は意識が貴恵だからいいけれど、万理華自身だったらどれだけ辛かっただろう。
おまけに、千嘉の恋人には妻子がいることが発覚。千嘉は強い口調で恋人を責める。

今の家族の話になると、万理華はいつも表情を陰らせ、圭介の介入を嫌がった。もしかしたら、万理華としての、娘の気持ちもわかるけれど、母親としての千嘉の気持ちも分かるのかもしれない。いま、貴恵の記憶と意識で万理華は動いていて、万理華としての記憶はほぼないような描写があった。万理華の中で、万理華と貴恵の意識が共存しているわけではない。どうしてそのような状態になったのか。

ラスト、圭介が万理華の家に乗り込んだが、今の状況を圭介はどのように説明するのだろうか。


※この記事は「妻、小学生になる。」の各話を1つにまとめたものです。

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