<妻、小学生になる。>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第5話ストーリー&レビュー
第5話のストーリー
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ついに小学生妻の母親である千嘉(吉田羊)と対立してしまった圭介(堤真一)は、万理華(毎田暖乃)を助けようと二人の間に割って入るが、さらに千嘉の怒りを買う結果に。家から追い出されてしまう万理華は孤立してしまうが…。
翌日、麻衣(蒔田彩珠)のもとに愛川工務店の蓮司(杉野遥亮)から連絡があり、パソコンを買うので付き合ってほしいと頼まれる。寺カフェには守屋(森田望智)と詩織(水谷果穂)が来て、ひょんなことから麻衣と守屋は、互いに圭介の娘と会社の人間であることを知る。
一方、千嘉のことで悩んでいた万理華は、きちんと話がしたいと千嘉に伝えるために圭介に相談する。
第5話のレビュー
白石家に乗り込み、万理華(毎田暖乃)を家に連れ帰った圭介(堤真一)。
万理華は圭介の行動を責めるが、麻衣は(蒔田彩珠)は万理華が泊まっていくと聞き、大喜び。麻衣かわいい……。ゲームをして夜更かしして、川の字で3人並んで寝て。そりゃあそうだよな、と思う。10歳のときに母を亡くして寂しかった分を今取り返している。
翌朝は万理華が作った料理を嬉しそうに食べる。よく考えたら、圭介のほうが圧倒的に万理華と会っている機会が多い。自分だけお弁当を作ってもらっているし! そこは圭介、麻衣にも……と思うが、圭介は万理華、というか貴恵(石田ゆり子)が好きで仕方がないんだから。
しかし、問題は何も解決していない。万理華は母である千嘉(吉田羊)に真実を伝えることを決意する。が、信じるはずがない。自分の娘が、誰かの生まれ変わりだなんて。怪しい宗教か、悪ふざけか。逆に千嘉の怒りを買うことになる。わかる……わかるよ……。
恋人とも別れたばかりで、娘がそんなふざけたことを言い出したら怒るだろう。耳を傾けようともしない千嘉。そして、万理華に「邪魔」と言い放つ。万理華を装うのをやめた貴恵は新島貴恵として千嘉に語り掛ける。
万理華から貴恵のスイッチングがすごい。明らかに違う人物だ。さらに千嘉は万理華に貴恵の姿を見て思わず驚き立ち上がり、距離をとる。圭介が貴恵の姿を見ているのは好きなあまり妄想してしまっているのかと思っていたが、実際に具現化しているのだろうか。
千嘉は混乱しながらも、これまでの万理華の姿を振り返る。そして、確かに「自分が知っている万理華ではない」と気がつく。万理華は「お母さん」とは呼ばない。真っすぐに自分を見ない。自分を伺うように見る万理華。それは、千嘉の態度のせいなわけだけれど。
千嘉はたぶん、怖がりで、寂しがりなんだろう。そして素直になれない。万理華がいなくなってしまうことに怯えている。邪魔なんて本当は思っていないのに。
最終的に、万理華が貴恵の生まれ変わりだと受け入れざるを得なくなる。これからどのように関係性がかわっていくのか。
そして気になるのが、麻衣と、麻衣が担当する取引先の蓮司(杉野遥亮)の関係。麻衣に初めての恋? 蓮司、不器用だけど優しそうで麻衣にはいいと思うぞ! と勝手に応援したくなる。そして身長差にときめくことを追記しておきたい。
更に、「生まれ変わり」に関してヒントになりそうなシーンがラストに……?(突然の水川かたまり……) 本当に「生まれ変わり」なのか。それとも、ただ、魂が別の体に入り込んでいるだけなのか。だとしたら、いずれ、貴恵と圭介たちは再び別れることになるわけだが……うーん、それはそれで切ないぞ。
※この記事は「妻、小学生になる。」の各話を1つにまとめたものです。
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