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2022年05月14日

<探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第4話ストーリー&レビュー

第4話のストーリー



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一華(広瀬アリス)は、大谷(塩野瑛久)のことが頭から離れなくなり、恋の予感に胸をときめかせる。橋田(水野美紀)は、様子のおかしい一華を不審に思う。一方、千曲川(滝藤賢一)は、一華の浮かれ具合にあきれるのだった。

一華は大谷から、彼の大学の先輩で製薬会社に勤める江本を紹介される。江本は入浴剤の開発を手掛けていて、一華に商品開発に協力してほしいと依頼。大谷も一緒だと聞いて、一華は引き受ける。一華と大谷は、江本の会社の会議に参加。千曲川は、一華の行動を逐一見張っていた。

仕事を終えた一華と大谷は、宗介(萩原利久)のバーへ。良い雰囲気の一華と大谷を前に、気にしていない素振りの宗介。そんな兄を横目に葉子(木下彩音)は、大谷に一華のことが好きなのかと尋ねる。大谷は一華への恋心を否定せず、ますます浮かれる一華。その一部始終を見ていた千曲川は…!?

帰宅した一華は、江本から貰ったバスボムの試供品を風呂で使ってみることに。しかし、そのバスボムは、湯に入れると有毒ガスが発生する仕掛けになっていた。実は、江本が一華に商品開発への協力を持ち掛けたのは、一華殺害を企てる二郎(和田正人)の差し金だった。江本は、二郎に弱みを握られて言いなりになっていたのだ。

二郎は一華の家の風呂場の様子を伺いつつ、一華が死ぬ瞬間を待っていた。一華の危機にもかかわらず、千曲川は姿を見せない。ついに一華は、二郎の罠にかかって殺されてしまうのか――!?

第4話のレビュー

前回のキャンプ場での一件以来、大谷先輩(塩野瑛久)に好意を抱き始めている一華(広瀬アリス)。先輩の夢を見たり、食事中も先輩のことを考えたりと、まさに恋する乙女と化している。家政婦・橋田(水野美紀)にも「病院に連れていきましょうか?」と心配される始末だ。

大谷先輩と一華は側から見ると両思いに違いない。しかし、一華に思いを寄せているらしき人物はもう一人いる。美津山家の孫で、バーを経営している宗介(萩原利久)だ。彼はどうも感情が見えにくい人物なのだが、心中では何を考えているのだろうか?

一華の恋愛模様も気になるが、そこにいろいろな意味で茶々を入れてくる人物が。お察しの通り、早すぎる探偵・千曲川(滝藤賢一)である。

恋の予感にウキウキしている一華に対し「吊橋効果というものがあって……」などと不要なアドバイスをしてくるのだ。実際にこんな探偵が身の回りにいたら、嫌すぎる……。

さて、今回も一華は命を狙われる。ポイントになるのは「バスボム」だ。

大谷先輩の紹介で、他社のバスボム開発を手伝うことになった一華。大谷の学生時代の先輩だと名乗る男性から、開発の参考にするようにとバスボムの試供品をもらった。「できれば今日中に試して感想を教えてほしい」といった条件付きで。

怪しい。怪しすぎる。案の定、この男性は美津山家の次男・二郎(和田正人)の息がかかった人物だった。

一華に渡されたバスボムは、重曹・クエン酸・硫黄が配合されており、中心にはトイレ用洗剤を詰めたカプセルが入っている。これをお風呂に入れると、周りの成分とトイレ用洗剤が交わって硫化水素が発生してしまう仕組みだ。

そのままバスボムを使ってしまったら、命が危ない! しかし、今回も千曲川によって事件は華麗に回避される。彼はすべての事情をいち早く橋田に伝え、バスボムを安全なものに取り替えておいたのだ。

宗介のバーで飲んだときに、良かれと思った一華が美津山家の孫・葉子(木下彩音)にバスボムをお裾分けしてしまった。しかし、そちらも事前に千曲川が回収済み。危ないところだったが、一華の命はまたしても、早すぎる探偵によって守られたのである。

お馴染みの「トリック返し」も発動し、万事が一件落着……と、思えたが。ここでまさかの人物が黒幕として浮かび上がってきた。

バスボム開発の件で、一華に例の男性を紹介したのは、大谷先輩である

大谷が「大学時代の先輩で」と言っていた男性と、裏で金銭のやりとりをしているのを、千曲川が目撃していた。ここまで、美津山家や一華をめぐる騒動には関係ないと思われてきた大谷だが、一気に黒幕として浮上してきたのである。

果たして、大谷の素性はいかに……?

※この記事は「作品名」の各話を1つにまとめたものです。

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