<舞いあがれ!・大学生編>4週目~7週目の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第19回のレビュー
舞(福原遥)、はじめてのサークル飲み会。お店は、ずっと留年している無口な空山(新名基浩)のバイトしている居酒屋。大学生の飲み会といったらこんなものじゃなくもっとぐちゃぐちゃとごみごみとしている気がしますが、なにわバードマンは極めて品行方正のようです。
これまで紅一点だった由良(吉谷彩子)はオタサーの姫的にならず、孤高の人という感じで、舞が入ってきても誰も興味をもっているふうがありません。
舞も、勧誘のとき、ほかの女子がイケメン・佐伯(トラウデン都仁)に惹かれて部室まで来たような、浮いた感じは一切なし。
飲み会で玉本(細川岳)が舞に聞いたのは「鶴田か由良かどっちが気になる?」でした。「どっちにしろ三角関係やな」と。
鶴田か刈谷(高杉真宙)か、ではなく鶴田か由良なのです。
舞が気になっているのは由良でした。同性の先輩に憧れる、あるあるですね。でも、それよりも飛行機に夢中な舞。好きな飛行機の絵をスケッチブックに描いていて、その通さに、部員たちは盛り上がります。ただただ飛行機が好きな人たちばかり。
「潤いがほしい」という玉本の気持ちもわからなくはないですね。
でも「人の恋愛で潤わんといてください」と佐伯は厳しい。
鶴田と由良はふたりきりでテーブルを囲んでいます。鶴田は由良が好きらしいのですが……。
部員たちは、鶴田派、刈谷派があるようです。といっても権力争いみたいなギスギスしたものではなく、好きな先輩という感じ。
「最高に仕上がった飛行機と最高に仕上がった由良が未来で待ち合わせしとると」と知的な刈谷派か、
「翼が折れても心は折れへん」と素朴な鶴田派か。話す言葉に性格が出ています。
なににしても、サークル=恋愛 という安易な流れにはならないようで、そういうのが好きな人はがっかりかもしれませんが、恋愛ものに興味ない人にはホッとします。ただこんな舞がいつか恋することがあるのかは気になります。
飲み会で親睦を深めた 俺たちなにわバードマン。
由良はトレーニングに励み、舞は彼女の飛行機に挑む気持ちを知ります。
子供のとき野球をやっていた由良、だんだんと男性に体力で勝てなくなっていったとき、女性パイロット・アメリア・イアハートを知り憧れたのだそうです。
男とか女とか関係ないと言うものの、体格や体力の差異は歴然としたもので、そこをどう埋めていくか、それが女の闘いのひとつだと思います。男の人でも小柄な人がいますから、結局は男女差ではなく個々の問題ですけれど。要するに、自分の個性を最大限に活かせるものを見つけることが大事なんでしょう。
さて、テスト飛行。
夜中、準備して、朝、広い滑走路を走る舞たちが清々しい。
美しい朝、美しい飛行機、
翔んだ! と思ったら…… どうなる由良?
【朝ドラ辞典 女性パイロット(じょせいぱいろっと)】女性パイロットを主人公した朝ドラは1976年、朝ドラ第17作「雲のじゅうたん」がある。時代は大正、ヒロイン真琴(浅茅陽子)は利根飛行学校で学び、日本人初の女性飛行士になる。大正時代の複葉飛行機を復元し撮影したことが注目された。ヒロイン真琴はオリジナルキャラクターで、実際、日本で活躍した特定の女性飛行士をモデルにしてはいないと言われている。
※この記事は「舞いあがれ!」の各話を1つにまとめたものです。
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