<クロサギ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第8話ストーリー&レビュー
第8話のストーリー
▶︎「クロサギ」の画像をすべて見る黒崎(平野紫耀)は牛山(山口紗弥加)から、宝条(佐々木蔵之介)には“宝条帝国”と呼ばれる裏金作りのための資金源がいくつもあるという情報を得る。そして、その中のひとつである医療法人をターゲットに定めた。理事長を務める宇佐美孝也(津田健次郎)はひまわり銀行の元行員で宝条の後輩に当たる人物。赤字だった病院を立て直した救世主だ。
黒崎は、宝条帝国とそこに君臨する宝条を喰うことを“独断”で決意し動き出す。
宇佐美に近づくためにその妻・怜華(高田里穂)に接触を図る黒崎。彼女好みの金持ちなホスト風の男に扮し、あっという間に怜華の心を掴んだ黒崎は、怜華に「金が欲しいんでしょ?いい方法があるよ」と持ち掛ける。
同じ頃、宝条の元にひまわり銀行へ潜入した時の黒崎の防犯カメラ映像が届けられていた。ひょんなキッカケでその写真を見た宝条の甥・鷹宮(時任勇気)は、そこに写るのが黒崎ではないかと察知する。
一方、桂木(三浦友和)は黒崎の動向を邪魔するように、新たなシロサギの情報を黒崎に売り、北海道へ行ってこいと命じる。自分を宝条から遠ざけようとしていると勘づいた黒崎は、桂木に逆らい続けることに対して危機感を募らせる。
そんな矢先、氷柱(黒島結菜)はプライベートで甘味処「かつら」を訪れていた。それを知った黒崎は、これ以上桂木にも自分にも関わるなと突き放し・・・。
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第8話のレビュー
沼を感じさせる平野紫耀……じゃなかった、黒崎が来てしまった。宝条(佐々木蔵之介)を喰らうと決めた黒崎は、桂木(三浦友和)のいうことももはや聞かない。黒崎は、宝条の裏金の資金源のひとつである医療法人をターゲットとする。そこで理事長を務める宇佐美(津田健次郎)は宝条のひまわり銀行の元行員で宝条の後輩だった。
この宇佐美から金をだまし取るわけだが、まず黒崎が近づいたのは宇佐美の妻・怜華(高田里穂)だった。
彼女はホストに入れ込み、金を湯水のように使っていた。そんな怜華が好みそうなホスト風の男を演じ、あっという間に心を掴む。色恋を使って詐欺をする、いわゆるアカサギというやつだ。
……思わず、King&Princeの平野紫耀やぞ? と言ってしまいたくなる。
「少しずつ知っていけばよくない?」
そんなことを言われてしまったら、イチコロだ。
そのあと、本当はこんなことをやりたくない、といった様子で気だるそうにしているのも含めていい。
いろんな姿に扮装している平野が見られることも「クロサギ」の醍醐味のひとつだが、平野の幅のある表情、演技力に改めて感服してしまう。あと、どんな服でも着こなしてしまうのがスゴイ。
怜華の口添えもあって宇佐美に近づくことに成功する黒崎。最初は黒崎が売りつけようとした医療商品を突っぱねるが、怜華が泣き落としをかけた甲斐もあって最初の取引を成立させる。
そして宇佐美にもキックバックがあると言ってさらに、高額のCTスキャンを売りつける。しかし、黒崎の目的は別にあった。宇佐美が行っている悪事を暴くこと。結果、宇佐美は10億を失い、悪事も露見するという最悪の状況に。
黒崎の全面勝利のように見えたが、一方で、宝条の手も伸びていた。宝条は黒崎の正体を掴めずにいたが、彼には甥の鷹宮(時任勇気)がいる。
宝条のもとには、黒崎がひまわり銀行に潜入した際の防犯カメラの写真が届いていた。それをみた鷹宮はそこに写っているのが黒崎だと気がつく。
最初は好青年として登場した鷹宮だが、回を追うごとに変貌していく様子が不気味だ。氷柱(黒島結菜)を奪われたという気持ちもあるのだろうけれど、自分に望みがないからといって攻撃的になるのがまた怖い。
一方の宝条は、冷酷な面が強く見えるが、鷹宮や、自身の家族には優しい。家では良き父親であり、夫のようである。それも本当の顔なのか、それとも……。
宝条が正体を知ったことで、黒崎は早速窮地に追い込まれる。部屋に、警察が来たのだ。詐欺ではなくても、黒崎を拘束する方法はあったのだ。
そして、桂木の動向も気になる。黒崎を切ろうとしているようにも見えるが……。
物語は終盤へ。黒崎は復讐を果たすのか、明るい世界へ戻ることはできるのだろうか。
※この記事は「クロサギ」の各話を1つにまとめたものです。
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