<クロサギ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第3話ストーリー&レビュー
第3話のストーリー
▶︎「クロサギ」画像をすべて見る今回のターゲットは「知的財産詐欺」。桂木(三浦友和)からシロサギ・西岡崎誠二(栗原英雄)の情報を買った黒崎(平野紫耀)は早速そのシロサギに接触するが、片腕として現れた弁護士・白石陽一(山本耕史)に怪しまれる。邪魔な白石を何とかしようと黒崎は白石の後をつけ動向を探るが、その先に思わぬ出会いが待ち受けていた――。
一方、黒崎の周りでは新たな動きが。黒崎の過去を知った氷柱(黒島結菜)は黒崎のことをもっと知りたいと思うようになり、神志名(井之脇海)も黒崎を捕らえるために桂木を調べ出す。桂木は当然、そんな周囲の動きに気づかないはずはなく…。
そしてついに、御木本(坂東彌十郎)自らも詐欺師として動き始める!
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第3話のレビュー
今回、黒崎(平野紫耀)が食らうのは「知的財産詐欺」。桂木(三浦友和)からシロサギ・西岡崎(栗原英雄)の情報を得て、乗り込む。が、そこには弁護士・白石(山本耕史)の姿が。西岡崎が黒崎の話に乗りそうな様子を見せたが、白石によって阻まれてしまう。黒崎はまず白石を潰すことを考え始めるが、第1話でも明らかになっていた通り、桂木と白石は繋がりがある。黒崎は黒崎の腹心・早瀬(中村ゆり)から、白石の存在と正体を知ることとなる。
白石は腐った大企業だけを食うシロサギ。黒崎と同じで家族を奪われたのが原因で、詐欺師になった。クールなつもりでも、たぶん、黒崎は人間味があって優しい人だ。そんな話を聞いて白石に対する考え方は少なからず変わったはずだ。黒崎は白石と手を組み(表面上は手伝った、という形だが)、西岡崎からお金を奪う。相手の正体を知った上での黒崎と白石の攻防は小気味が良い。
そんな中で、白石は桂木を恐れている、という話をする。腐った大企業よりも、桂木を敵に回すほうが怖い。そんな桂木がバックにいることを知っていながら、御木本(坂東彌十郎)に復讐を果たせるのか、と黒崎に問う。
桂木を知っている人は、きっと桂木を敵に回したくない、と思うのだろう。黒崎はどうなのだろうか。白石から、御木本の居場所を伝えられた黒崎は復讐に向けて動き出すのか。
一方で、刑事の神志名(井之脇海)が黒崎に迫る。会いに行っただけではなく、ぶん殴るというまさかの実力行使だ。「被害届を出してみろ、徹底的にお前のことを調べてやる」ってそれはいくらなんでもひどすぎるのでは!? そもそも、どんな理由があっても無抵抗な人を殴る警察官、それはどうなのよ……というしかない。こちらも自分の正義を振りかざすタイプか。そして、神志名は桂木の存在にも気づき、訝しむ。
氷柱(黒島結菜)は黒崎の過去を知り、自分の正義が揺らぐ。詐欺が悪であることは分かっている。だからと言って黒崎を否定することができるのか。
氷柱が出した答えは、「肯定もしない、否定もしない」。氷柱の中でギリギリ譲れるラインでの判断だったのだろう。本当は、肯定したい部分もあったのかもしれないけれど、検事を志す彼女には許されない。
でも、黒崎からすると、心とは裏腹に氷柱が否定し続けてくれていたほうがよかったのかもしれない。当然だが、弱味ができるとそこを突かれる可能性がある。
次週は御木本と直接対決……? 第4話で早くも? 御木本が仕込んでいるという詐欺も気になる。
それにしても毎回、King&Princeが歌う主題歌『ツキヨミ』が流れるタイミングが絶妙だ。黒崎にググッと感情移入してしまう。
※この記事は「クロサギ」の各話を1つにまとめたものです。
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