続・朝ドライフ

SPECIAL

2023年11月27日

<ブギウギ・大阪編>1週~5週までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<ブギウギ・大阪編>1週~5週までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第6回のレビュー

第2週「笑う門には福来る」(演出:泉並敬眞)は、鈴子(澤井梨丘)が梅丸少女歌劇団(USK)に入団し、さっそく修行がはじまります。
USK のモットーは強く たくましく 泥臭く 艶やかに
「艶やかに」の響きに「ちりとてちん」の「底抜けに〜」を思い出しました。

同期に桜庭辰美(木村湖音)白川幸子(小南希良梨)がいて、鈴子は3人で行動するようになります。

幸子は大きな乾物屋さんのお嬢様でお弁当が豪華。辰美はお昼ごはんの時間、ひとりぽつんとしていて、何か事情がありそう。

幸子はあからさまに、ぶっきらぼうな辰美が好きじゃなさそうで、鈴子は何か嫌われることをしただろうかと気にしています。

USKは目下、映画館の幕間のレビューしか上演していませんが、いつか単独公演を行うことが目標。トップスターの橘アオイ(翼和希)や、大トップの大和礼子(蒼井優)が活躍していて、鈴子は大和の優雅な踊りに憧れます。
教育係の橘はものすごく厳しいので、優雅な大和にあこがれてしまうのでしょう。

先輩に話しかけるときは「お話させてもらってもよろしいでしょうか」とお伺いを立てないといけないとか、USKは体育会系という感じ。いまならハラスメントになりそうな厳しさです。レッスンだけでなく、掃除洗濯などもやります。公演中は裏の仕事も任されます。

鈴子が花咲歌劇団を落ちた理由は背が低いからで、USK でも小柄なほうであることを気に病みます。背が低いから背が低いからと何度も言っているのは、負け惜しみな感じもしますが、実際、新人たちと並ぶとほんとうに小柄でした。

蒼井優さんが、先週の第5回で初登場して、踊っていたとき、目を奪われる動きで、今週はさらにその素敵な踊りをたくさん披露します。

蒼井さんと踊りというと、岩井俊二監督の「花とアリス」でバレエを踊る場面が鮮烈でした。踊っている身体の叙情性が天下一品であります。
ご結婚、出産後の復帰作で踊りのある役を選んだのは、原点に返ったというふうにも見えます。

一方、凛々しい、橘役の翼さんは、USKのモデル、OSK日本歌劇団の現役スター。
今回、テレビドラマ初出演。番宣番組で舞台と映像の違いを語っている様子が新鮮でした。

【朝ドラ辞典2.0 3人組(さんにんぐみ)】

主人公の友人は、唯一無二のひとりの親友がいるパターンと、3人組のパターンがある。友人3人組は「おひさま」「スカーレット」「エール」などがある。ふたりだと対立はしないものの、どうしても対称的な関係になりやすいが3人だとバランスが良い。
関連語:3人きょうだい

※この記事は「ブギウギ」の各話を1つにまとめたものです。

→元記事はこちら

→目次へ戻る

「ブギウギ」をU-NEXTで視聴する


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

(C)NHK

RANKING

SPONSORD

PICK UP!