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2023年04月29日

<どうする家康・姉川・長篠・本能寺編>13話~28話までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<どうする家康・姉川・長篠・本能寺編>13話~28話までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第20話ストーリー&レビュー

第20話のストーリー

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信玄亡き後も武田軍の強さは変わらず、勝頼(眞栄田郷敦)は徳川領に攻めこんだ。総大将の信康(細田佳央太)は数正(松重豊)らと応戦するが、苦戦を強いられ、瀬名(有村架純)や亀(當真あみ)も、負傷兵の手当てに走り回る。病で浜松から動けない家康(松本潤)は、忠勝(山田裕貴)らを援軍として送る。そんな慌ただしい状況の裏で、岡崎城ではある陰謀が仕組まれていた…。

第20話のレビュー

あああそうくるのか~~!! と思わずうなってしまった。

「どうする家康」スタート時から気になっていた、瀬名(有村架純)の運命。
そう、彼女は家康(松本潤)が天下を取る姿を見ていない。
史実では悲劇が彼女を襲うのだが、夫婦仲がすこぶる良いため、もしやif路線があるのでは? と思ってしまっていた(大河ドラマでまずありえないが)。

どうやら、物語はおおよそ史実に沿って進んでいくようである。

武田勝頼(眞栄田郷敦)が本格的に徳川を攻め始める。
とうとう瀬名や信康(細田佳央太)がいる岡崎城へと進軍。
家康も向かおうとするが、病に倒れ身動きがとれない。おぉぅ……こんなときに……いや倒れなくてもいくべきではないかもしれないけれど……。
代わりに忠勝(山田裕貴)らが向かう。


しかし、実は岡崎城では大岡弥四郎(毎熊克哉)が謀反を企てていた。
信康と瀬名を討ち、武田側につく、という。

この状況をひっくり返したのは瀬名だった。
戦で怪我をした山田八蔵(米本学仁)の手当をした瀬名。八蔵は瀬名の行動に絆されて弥四郎らの行動を密告したのだ。

忠勝らが潜む形で襲ってきた弥四郎たちを捕らえた。忠勝が出てきた瞬間に思わず声が出た。キャー!忠勝ー! 一連の流れが時代劇っぽい! 若手俳優たちの立ち回り、なかなか見られない。
虎松(板垣李光人)の身のこなしも痺れる。テンションが上がるが、もちろんそんなことを言っている場合ではない。

徳川家の内部は上に立つ者たち以上に倦んでいた。
弥四郎は言う。

徳川が織田についている限り、戦いは終わらない、無間地獄。
遅かれ早かれ死ぬなら、ほんの少しでも欲にまみれる夢がみたい。
忠義など、自分たちを死に行かせるために理由でしかない。

弥四郎の本音に信康は涙する。
そして弥四郎を黙らせたのは信康の妻・五徳(久保史緒里)。
ヒヤッとするような目で父である信長に全て報告する、という。さらに、この上なくむごいやり方で処罰しろ、とも。

20話まで来たが、相変わらず家康は強いとは言えない。むしろ瀬名のほうがパワーアップしている。
弥四郎と通じていたと思われる武田側の歩き巫女・千代(古川琴音)を呼び出す。

「家臣に手出しされるくらいならわたくしがお相手しようと思って」
「お友だちになりましょ」

完全にお友だちになりましょ、が宣戦布告なのだが……。


が、武田側の千代と会ったことで、瀬名の悲劇へのレールがしっかりと敷かれてしまったような。
信康と五徳の関係が良くはないのも瀬名の存在が大きいだろう。あっさりと瀬名が浜松城へ移っていれば、こんなことには……。どうして移らなかったのか、それはお万(松井玲奈)が家康の子を身ごもり、お万と瀬名が話したからであって……まわりまわって家康のせいでは。

次回以降の展開を考えると辛い、観たくない……。
でも、瀬名は覚悟を決めているのかもしれない。

※この記事は「どうする家康」の各話を1つにまとめたものです。

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(C)NHK

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