<元彼の遺言状>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第5話ストーリー&レビュー
第5話のストーリー
>>>「元彼の遺言状」第5話の予告をYouTubeで見る麗子(綾瀬はるか)と大手出版社の顧問契約の話を篠田(大泉洋)が勝手に断ってしまったことが原因で、ふたりはいまだに口もきかない冷戦状態にあった。そこにやってきた紗英(関水渚)は、麗子と篠田の間に挟まれてイラつきつつも、篠田を借りるといって一緒に出かけていく。
すると今度は、津々井(浅野和之)が『暮らしの法律事務所』を訪ねてくる。近年、業績を伸ばしている投資会社M&Sキャピタルの創立15周年パーティーに、麗子を連れて行きたいのだという。
パーティー会場は、M&S社が経営しているレストランだった。同社は上場を控えているらしく、会場には大企業の幹部や大物投資家たちが顔をそろえていた。津々井が麗子を誘ったのは、経済に強い彼女を『山田川村・津々井法律事務所』に復帰させ、上場を機に新たな弁護士を探しているM&S社との契約を獲得しようという魂胆だった。ふと、隣のテーブルにつこうとしていた男に目をやる麗子。するとそこには篠田と紗英の姿があった。M&S社は森川家の投資顧問なのだという。
そんな中、会場が暗転し、スポットライトとともにステージに現れたM&A社代表取締役の真梨邑礼二(藤本隆宏)が挨拶を始める。まず、一緒に会社を立ち上げた共同代表の庄司健介(髙橋洋)への感謝の言葉を口にする真梨邑。次の瞬間、会場の後方で突然大きな音が響いた。明かりをつけると、そこには投資家の久野という男が倒れて死んでいて……。
第5話のレビュー
前回のラストで大泉洋が演じる篠田は何者なのかと騒然となったものの、その答えはまだ先のようだ—。第5話の冒頭で剣持麗子(綾瀬はるか)の「元彼」、栄治(生田斗真)と篠田の出会いが描かれた。
しかし、ほんの数分で終了。
初回で亡くなった元彼役の生田の出番は少ないと思われていたが、今のところ毎話登場し、ファンを喜ばせている。
大口案件の契約のことで揉めてから、子どもの喧嘩のようなやり取りを繰り広げていた麗子と篠田。
投資会社M&Sキャピタルの創立25周年パーティーである投資家が殺されたことで、いがみ合いながらもバディを復活させた。
麗子と篠田、そして栄治の従姉妹の紗英(関水渚)が警察に出向くシーンで途中から篠田の姿が見えなくなった。この描写から明らかに篠田は警察を避けていることがわかる。
やはり篠田は過去になんらかの事件を起こしているのだろうか。
篠田の過去が気になる……。
そしてもう一人、気になる登場人物といえば、関水渚が演じる紗英だ。
麗子並みに気が強い上に、お嬢様のくせに事件の真相を知るために配送業のバイトをする行動力は素晴らしい。
麗子や篠田から褒められると、頬を赤らめてはにかむ姿がかわいい。
紗英の存在も今後、注目だ。
第5話もアガサ・クリスティーとパトリシア・ハイスミスの小説をもじったストーリーが展開され、スカッとする流れだった。
もはや弁護士というよりも探偵の麗子と、ミステリー作家の卵、篠田。
次回はどん謎を解決するのだろうか。
「このミステリーがすごい!大賞」で大賞を受賞した新川帆立の同名小説が原作の同ドラマだが、綾瀬はるかと大泉洋という豪華キャストのわりに、視聴率が低迷しているところは謎だ。
この謎、麗子と篠田は最終話までに解けるだろうか―。
※この記事は「元彼の遺言状」の各話を1つにまとめたものです。
→元記事はこちら
→目次へ戻る
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
© Fuji Television Network, Inc.