<元彼の遺言状>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第8話ストーリー&レビュー
第8話のストーリー
>>>「元彼の遺言状」第8話の予告をYouTubeで見る篠田(大泉洋)は、6年前にある島で起きた殺人事件に巻き込まれ、殺人犯として警察から追われていることを麗子(綾瀬はるか)に告白した、以来、篠田は、身分を偽って各地を転々としていたが、3年前にたどり着いた軽井沢で栄治(生田斗真)に出会い、匿ってもらったのだという。「僕はやっていない」。麗子は、栄治がそうしたように、無実だと言う篠田を信じることにするが……。
あくる日、麗子は、篠田に弁当を作るよう指示すると、遊びに来た紗英(関水渚)とともに西園寺製鉄社長・西園寺一蔵(金田明夫)の屋敷へと向かう。今朝、一蔵から直接、仕事の依頼があったのだ。
麗子たちが一蔵の屋敷に到着すると、家の前には野次馬が集まっており、警視庁捜査一課の刑事・橘(勝村政信)らの姿もあった。一蔵が死体で発見されたのだという。風呂場で倒れている一蔵を発見したのは長男の渉(駿河太郎)だった。鑑識によれば死亡推定時刻は12時間ほど前だというが、麗子が一蔵と話したのは今朝の8時――いまから3時間前のことだった。不可解な出来事に麗子たちは首をかしげ……。
第8話のレビュー
篠田(大泉洋)の本名は、6年前に起きた「十ヶ浜強盗殺人事件」の容疑者、田中守だった。
そして、栄治(生田斗真)は篠田(ここではあえて田中のことを篠田と表記する)のことをすべて知っていたとは……。
“篠田敬太郎”というOBになりすますことを篠田に提案したのも、栄治だったという。
篠田の告白を黙って聞いていた麗子(綾瀬はるか)は、なにか深く考えている表情をみせた。
8話は、ある大金持ちの社長の相続争い事件と篠田の逮捕劇の2部構成。
前半後半でストーリーがガラリと変わり、とても魅力的な展開であった。
筆者は、3話目から関水渚が演じる紗英の立ち位置がイマイチわからなかった。
しかし、後半になってからは随所で和ませてくれる紗英の存在が微笑ましく思える。
微笑ましいといえば、「くらしの法律事務所」の1階に住む、古本屋の主人(ト字たかお)の存在も忘れてはいけない。
また、8話の冒頭で大泉が作詞・作曲をした「TEAM NACS」の楽曲を口ずさむシーンもあり、大泉ファンは嬉しかっただろう。
「僕は殺人犯なんだ……」と麗子にドキリとするようなことを告白した篠田。
対して麗子は「わかった」とまったく篠田を疑っていない様子だった。
それなのに警察(勝村政信)に篠田のことを密告した麗子。
逮捕されてしまった篠田は呆気にとられていた。
とはいえ、これもすべて麗子の計画通り。
警察に捕まった篠田のことをすぐに苦手な元上司、津々井(浅野和之)に頭を下げて釈放するよう、お願いしていた。
なんだかんだ麗子は正義の味方なのだ。
そして、どこまでも優しい女性だ。
「私はお金にならない案件は引き受けないの」といいつつも、篠田のことを助けたくて仕方がないのである。
ラストシーンで麗子と篠田は事件のあった現場へ向かうことに。
いよいよラストに向けて物語が動き出した。
はたして真犯人は誰なのか?
「私があんたの弁護をする」
「私を誰だと思っているの!」
と、相変わらず威勢の良い麗子。
篠田よ、
つべこべ言わずここは大人しく麗子の後ろにいるのが賢明だ。
いよいよ最終章に突入。
次週の放送が待ち遠しい!
※この記事は「元彼の遺言状」の各話を1つにまとめたものです。
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