続・朝ドライフ

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2022年07月11日

<ちむどんどん・東京編(2)>51回~75回の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<ちむどんどん・東京編(2)>51回~75回の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第55回:謝罪、お礼、自己批判

故郷へ電話して気づきを得た暢子(黒島結菜)が同僚たちに「ごめんなさい」と謝りました。

「男とか女とか関係なくお客様の笑顔のためにできることを精一杯やります」とサービス業の原点に立ち返る。それは大変良いことです。ただ、なめられないように謝らない、礼を言わなかったのは賢秀(竜星涼)の助言のせいであって、彼の言うことを聞かなければこんなことにならなかったのだからなんだか釈然としませんが……。

突然の大役に本来の暢子の良さを見失うほどテンパっていたため魔が差した(信頼のおけない兄の意見を聞いてしまった)ということも長い人生にはないこともありませんが……。わじわじするーー。

暢子の問題はやや子ども向けという印象もありますが、大人でも謝らない、礼を言わない人はいますから、これを観て反省してもらいたいですね。

反省したのか、なんと賢秀が「この間はごめん 言い過ぎた」と養豚所の清恵(佐津川愛美)に謝りました。ついに学習したようです。と思ったら、また養豚所で働かせてもらいたいための方便のような気もしないでなく、ただ悪知恵が働くようになったのだとしたら、我那覇みたいになりそうで心配です。

未熟な暢子と賢秀が都会の片隅で補い合って成長していくという流れはいいですね。

ごめんなさいとありがとうじゃ子供向けの話だよーと思った視聴者のためには、和彦(宮沢氷魚)が大人の視点を担います。新聞広告に対する自己批判の大切さを身を徹して訴えた末、房子(原田美枝子)や田良島(山中崇)の協力を得て、自分の主張を通すことができました。

謝罪、お礼、自己批判

この3つが人生に大事です。つねにものごとを相対的にとらえ、謝ったりお礼を言ったりしながら周囲のひとたちと協力して生きていきたいと思わされました。

こうして暢子は料理人として階段をあがり、次週はいよいよ恋のターン。

暢子をずっと想い続けてきた智(前田公輝)は暢子のために夜行で岡山まで行ってズッキーニを仕入れてくるという献身を見せましたが、暢子に通じるときは来るでしょうか。

賢秀と清恵の関係にも何かありそうな……。


※この記事は「ちむどんどん」の各話を1つにまとめたものです。

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