<舞いあがれ!・起業編>22週目~最終週までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第111回のレビュー
【朝ドラ辞典 妊娠(にんしん)】ヒロインが結婚したら妊娠して出産して子育てのターンになる。妊娠の兆候や出産中の苦しみの表現などがヒロイン役俳優の演技の見せ所にもなる。つわりで、う。と口に手を当てるのは紋切り型の表現とされる。
パンチングメタルのライトはこんねくとの商品になりませんでしたが、舞(福原遥)は前向きに新たな挑戦をします。
今度はチタン製の指輪です。佳晴(松尾諭)は津田(たくませいこ)に冗談交じりにプロポーズして玉砕したものの諦めきれず、指輪を贈ろうと考え、舞に依頼します。
金属アレルギーでアクセサリーができない津田のためにいいアイデアがないかということから、町工場の技術が生かされることになりました。
俺はまだ本気出してないだけ、という作品がありましたが、佳晴はついに本気を出し、走りはじめました。気のせいか、松尾諭さんも「舞いあがれ!」の初期よりも体重が落ちているように感じます。
ドーベルマン望月の復活です
(佳晴)
そんな手紙を用意して、久留美(山下美月)に読まれてしまいますが、ラグビーのユニフォームをよれよれながら着て、指輪を持って、ノーサイドに向かいます。
またしても舞台はノーサイド。舞と久留美に見守られながら再度プロポーズする佳晴。久留美と八神家の顔合わせを、ここなら自信をもってできると考えていた場所を、やっぱり勝負の場所に選んだのです。あのときは失敗しましたが、今回はーー
この日は津田の誕生日でした。誕生日にひとり、店の片付けをしていて、誰にも祝ってもらうこともないときに、チタンの指輪を特注してプレゼントされれば、どんなにユニフォーム姿がよれよれでも津田には輝いて見えたかもしれません。
八神母に体当たりして大不評だった佳晴が、今度は津田を抱えあげました。
恋が人を変える。佳晴は津田のために(?)仕事をはじめ、走ってカラダを鍛え、一度振られても諦めずすてきなアイデアで幸せを掴みました。
個人的には、やりがいある仕事に出会って、それで自信回復したうえで再婚も考えてーーのほうが好みですが、誰かのために頑張るという物語も悪くはありません。
20年以上、冴えない日々を過ごしていた人を松尾諭さんが、ふてくされたようなしょんぼりしたような表情も見せながら、惨めになりすぎず憎めない愛嬌のある雰囲気で好演されました。
こんねくとも順調なある日、舞の身体に異変がーー
大好きなお好み焼きを見て、ん〜という顔をした福原遥さんの表情がなかなかよかったです。口に手を当てなかったところが。
仕事が正念場のときに子供もーーと相変わらず舞はパワフルです。
※この記事は「舞いあがれ!」の各話を1つにまとめたものです。
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