<ちむどんどん・東京編(2)>51回~75回の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
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2022年4月11日より放映スタートしたNHK朝ドラ「ちむどんどん」。
沖縄の本土復帰50年に合わせて放映される本作は、復帰前の沖縄を舞台に、沖縄料理に夢をかける主人公と支え合う兄妹たちの絆を描くストーリー。「やんばる地域」で生まれ育ち、ふるさとの「食」に自分らしい生き方を見出していくヒロイン・比嘉暢子を黒島結菜が演じる。
cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事では暢子が引き続き東京で奮闘する51回~75回の記事を集約。1記事で感想を読むことができる。
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もくじ
・第51回レビュー・第52回レビュー
・第53回レビュー
・第54回レビュー
・第55回レビュー
・第56回レビュー
・第57回レビュー
・第58回レビュー
・第59回レビュー
・第60回レビュー
・第61回レビュー
・第62回レビュー
・第63回レビュー
・第64回レビュー
・第65回レビュー
・第66回レビュー
・第67回レビュー
・第68回レビュー
・第69回レビュー
・第70回レビュー
・第71回レビュー
・第72回レビュー
・第73回レビュー
・第74回レビュー
・第75回レビュー
・「ちむどんどん」作品情報
第51回:暢子、シェフ代行に選ばれる
第11週「ポークとたまごと男と女」(演出:田中陽児)は暢子(黒島結菜)が東京に来て6年。比嘉家のそれぞれの現在地が描かれます。このドラマ、週ごとに1年ずつ過ぎていく感じなのでしょうか。紆余曲折のすえ、二ツ橋(高嶋政伸/たかはしごだか)はシェフに戻り何事もなくフォンターナの日々が過ぎているようでしたが、あるとき、二ツ橋が入院してシェフ代行を立てなくてはならなくなりました。
矢作は自分が選ばれると思っていましたが、選ばれたのは暢子。ここのところ、矢作にはいいところがありません。第51回でも、テンパって、仲間の足を引っ張るようなことをしても、反省の色がありませんでした。
思えば最初からとくにいいところがあったことがないような気がします。常に暢子を軽視し先輩風を吹かせていました。ただ、暢子の作った料理はつねに「うまい」と感嘆していて、美味しいものには正直であることがわかります。
ただ、暢子もさほど優秀には見えないのです。シェフ不在で矢作や暢子たちだけで頑張っている場面で、
矢作が焦ってミスして暢子が機転を効かせてフォローするみたいな流れがあったら彼女が選ばれることに
なっとくもするのですが……。
暢子は邪気はなく料理の腕がいいから選ばれるのでしょうけれど。
暢子がシェフ代行に選ばれたら、矢作はちょっとむっとしながら、作った料理は「うまい」と言い続けるのでしょうか。
長女・良子(川口春奈)はまた深刻な顔で離婚届を見ています。あんなに大騒動して結婚したにもかかわらず、なんだかずっと悩んでいるみたいで、恋愛と結婚は別物だなあと思わされます。
三女・歌子(上白石萌歌)は家事手伝いをしています。
母・優子(仲間由紀恵)は善一(山路和弘)と新展開の予感……。いままで苦労ばかりしてきたから優子にも第二の人生があってもいいですよね。
娘は離婚、母は再婚だったりして……。
長男・賢秀(竜星涼)は養豚所で働きながら、パチンコや競馬に明け暮れ、いつかビッグ・ビジネスをはじめると相変わらず、根拠なき自信に満ちあふれています。
ただ、養豚所の娘・清恵(佐津川愛美)とは喧嘩するほど仲がいい感じです。これまで彼を叱りつける人はいませんでしたが彼女だけがはっきり言うので、賢秀には必要な存在といえるでしょう。
暢子に何年も片思いし続けている忍耐力のあるというか気が長いというかな智(前田公輝)は独立して自分の店をもったら結婚して子供を5人作ると随分しっかりしたライフプランを立てています。が、肝心の暢子がまったくそういう意識がありません。
ここで気になるのは、今頃、智の暢子への気持ちに気づいた和彦(宮沢氷魚)の驚き。この反応は単なる
知らなかった驚きか、それとも……。
和彦のなかでは智や暢子との関係がやんばるの子供時代で止まっているような気がします。自分は大人になって恋人もいるけれど、暢子や智といると恋愛とか結婚とか考えられないのではないでしょうか。でも、子供の時代はとっくに終わって、暢子も智も大人です。
屈託ない子供時代が終わったことをはっきり悟るときが来るのでしょう。
※この記事は「ちむどんどん」の各話を1つにまとめたものです。
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