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2021年11月04日

<相棒 season20>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<相棒 season20>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第2話レビュー



自室で亡くなっていた中郷都々子は自殺だとみなされてしまう。さらに、冠城の早すぎる不起訴は甲斐峯秋の圧力によるものだという記事が出てくる。度重なる問題から、冠城は内村刑事部長に「場合によっては免職」とまで言われて、右京たちはどんどん追い込まれていく。

とはいえ、もはや勝負から降りる気などない特命係。右京と冠城は柾庸子と都々子の相次ぐ死の背後に鶴田がいるに違いない…と考える。そんな中、都々子の遺体から筋弛緩作用のある毒が検出。他殺の可能性が強くなった。

都々子の直感にかけてみようと思う…と言い出す右京。実は彼は都々子が盗んだ例の鍵を鑑識の棚から拝借して、自分たちの手元に戻していた。褒められたことではないが、これぞ杉下右京。事件解決のためなら時にルール違反すれすれのこともやってのける。彼は昔からそうだ。

青木も巻き込んで捜査に乗り出す右京たち。文句たらたらの青木だったが、すでにどこの鍵かをしっかりと調べ上げていた。なんだかんだで優秀な人材ではある。鍵は加西が所持していた幽霊ビルのもの。右京たちはビルを探索してモニターが並ぶ怪しい部屋を見つけだす。さらに、一人の男に出くわして冠城が彼を捕獲した。

そうした中、またも女性の遺体が発見される。先週不思議な微笑みを浮かべていたあの女性だ。そして、遺体の身元確認に呼ばれたのは鶴田と通じている内閣情報官・栗橋。遺体が所持していた携帯電話に彼の電話番号だけが登録されていたのだ。そして、冠城がビルで捕まえた男・鷲見の携帯にも栗橋からの着信が響いた。

亡くなった女性の所持品を調べた右京は、都々子の部屋の鍵があったことから彼女こそ都々子殺害の犯人だとにらむ。さらに、この女性が加西殺しの犯人らしきこともわかった。そして、鷲見は柾庸子の遺体が保管されていた病院で法務省の職員を騙った人物。鶴田の指示及び栗橋の差し金でこの二人が動いていた…ということらしい。しかし、当の栗橋は「指示などなくても必要なことはやる」と鶴田の関与を否定。また、鷲見は鶴田の圧力で釈放されてしまった。

鶴田という男はどこまで狡猾なのだろうか。右京たちが追い詰めるたびにするりとその罠から自分だけ抜けていくようで、いったいどう切り崩せばいいのか…と見ているこちらも頭を抱えたくなった。とはいえ、特命係の二人は決してあきらめていないし、気づけば捜査一課の3人もやる気になっている。伊丹たちとお茶しながら頭を悩ませる右京と冠城を見て、「力を合わせて頑張って…」と思わず応援したくなった。日ごろ何かと対立しがちだが、特命係も伊丹たちもみな悪質な犯罪者を許さない刑事たち。手を組んだら大きな力になるに違いないのだから、ぜひとも一緒に立ち向かっていってほしい。

そして、ラストにもう一人強力な味方がやってきた。青木だ。実は彼は加西のビルのあの部屋にあったパソコンを遠隔操作できるよう仕掛けていた。えらそうで生意気で何かにつけて自分の手柄を誇示したがり、性格に相当な難ありの彼だが、仕事にぬかりがないのはさすがである(それがまた鼻につくといえばつくのだけれど…)。

VRゴーグルをつけて加西のパソコンの仮想現実世界へ足を踏み入れる右京たち。果たして、今度こそ切り札を見つけることができるのか?


※この記事は「相棒 season20」の各話を1つにまとめたものです。

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(C)テレビ朝日

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