<ちむどんどん・東京編>26回~50回の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第42回レビュー
暢子、イタリア風おでんを作る
暢子(黒島結菜)は大城房子(原田美枝子)から鶴見のおでん屋台の立て直しを頼まれました。
イタリア料理修業のはずが、まさかのおでん屋。しかも、暢子はおでんを食べたことがありませんでした。
オイルショックのあおりを受けて経済的に困窮し、おでん屋をはじめたもののうまくいかずに悩んでいた我孫子ヨシを演じる大島蓉子さんは、人気ドラマ「トリック」の大家さんとして有名な俳優です。
「や〜まだ〜」と仲間由紀恵さんに家賃を取り立てていた大島さんが、黒島さんといいコンビで屋台をやっていってくれたら楽しそうと期待しましたが、「あっと驚く為五郎〜」とか「ヨッコイショウイチ」とか昭和ギャグを言ったりしながら、ヨシは暢子におでんの基本を教えると、屋台を任せて去っていきました。出番少なめでしょうか。残念。
大家さんもたまに出てくるだけで鮮烈だったので、たまに出てきてほしいものです。
暢子はイタリアふうおでんを作ります。目新しくて、好評です。
ところが様子を見に来た房子(ちゃんと代金払って味見しているところがさすがです)はこのままでは数日で客足が途絶えると冷たい態度。そしてまた「あの屋台を立て直せなかったら、あなたはクビ」と「クビ」宣言、また出ました。
見た感じだと美味しそうなのです。でも確かにふつうのおでんを食べたい人には拍子抜けかもしれません。これはアッラ・フォンターナの新メニューにしたらいい感じですね。
暢子がどう対処するかはこれからのお楽しみにしましょう。まだ火曜日ですし。
厳しさは親戚ゆえの愛?
おでん屋台で、和彦(宮沢氷魚)と賢秀(竜星涼)が再会。ニーニーは悪びれず、紅茶豆腐を和彦たちに
プレゼント。
紅茶キノコという謎の栄養食品がありましたが(いまもある?) あれはキノコに栄養がありそうですけれど、豆腐の栄養だとなにかちょっと違う気がしますよね。
賢秀は房子が大叔母(賢三の叔母)と聞いて、さっそくフォンターナにやってきます。ああ、こわい、この厚かましさに身震いします。親戚とか友人、知人とかいう関係にたちまち甘えてくる人っていますよね。
独身の大叔母の資産を相続できるのではと考える賢秀、こわい。いままでは無邪気な人物だと思っていましたが、相続という考えを思いつくくらいの知識はあると思うと、単なる無邪気ではない、卑しさのある
人物に見えてきます。いや、もうこれ以上、賢秀のマイナスポイントを増やさないでほしいです。
暢子は房子の厳しさは親戚ゆえの”親心”と思い込みます。せっかく引き取るという申し出を蹴っておいて、その後、なんの連絡もとらなかったのに、暢子も厚かましいですよね。
房子は親戚とか関係ないとクールですが、ほんとは少しは温情もあるかもしれませんし、でもそんな単純な話しではない気もしますが、それも明日以降のお楽しみです。
それよりも、雑誌に載った房子の記事を読んだ優子(仲間由紀恵)が房子がかつて暢子が東京に預けられることになったときの大叔母さんだったことに気づくことに驚きました。房子はわざと黙っていたとしても、いくらなんでもそんなことあります?
こういうことを書いてはいますが、描かれる出来事をもはや真剣に批評する気はありません。お約束のツッコミをしているだけです。それがこのドラマの遊び方のルールだと思っています。
※この記事は「ちむどんどん」の各話を1つにまとめたものです。
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